1)EDアポクロマート対物レンズの8cm屈折望遠鏡
(焦点距離560㎜、F7;メーカーはCapri、笠井トレーディングより購入)
屈折望遠鏡の画像は反射望遠鏡の明るい星で見られる十字回折線がなく、すっきりしています。特にこの望遠鏡は色収差もほとんど認められず、解像度の高い像が得られました。ただ、周辺部には明らかなコマ収差があり若干のトリミングは不可欠でした。次回はコマコレクターを使ってみようと思います。キャノン EOS kiss x 7i SEO-SPカメラ、ISO3200、露出2分間で8cmED屈折の直接焦点撮影。4枚の撮像によるコンポジット処理。2015年4月21日22時7分~23時37分。
撮影の対象はおおぐま座のメシエ天体です。期待以上に高い解像度の撮像が得られました。4月11日の13cm反射の撮像に劣らない出来栄えですが、機材の優劣より透明度の高さによるものと考えられます。
2)リッチー・クレチアン形式の15㎝反射望遠鏡
(口径153㎜、焦点距離1377㎜、F9; メーカーは台湾のマイクロテク社、シュミットより購入)
15㎝ですが長焦点であるためカメラ上での像が倍以上に大きくその分、解像度が高くなります。しかし像が暗いため、長時間露出が必要で、今回はISOを6400に上げ露出を3分に延長しました。8cm屈折に比べ露光は3倍になります。見てわかるとおり、長焦点が解像度の向上に寄与していることがわかります。
キャノン EOS kiss x 5、ISO6400、露出3分間で15cmリッチークレチアン反射望遠鏡の直接焦点撮影。4枚の撮像によるコンポジット処理。2015年4月21日22時03分~23時15分。
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