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2016年5月30日月曜日

木星、火星、土星(5月28日)

5月31日の最接近を控えた火星と、木星、土星を同一夜に撮影しました。シーイングは今一つで、中の下、数字では4/10くらいでしょうか。5月14日と比べると、木星、土星はピリッとがしないが火星はまずまずで大シルチスなど大きな模様が写っています。撮影時刻:木星、2016年5月28日20時34分、火星、5月28日23時44分、土星、5月28日23時37分。イオの本体が木星の左側に、影が木星面に。

2016年5月28日土曜日

しらびそ高原で撮った系外星雲と赤い散光星雲(5月12日)

しらびそ高原で撮った星雲のいくつかを紹介します。かなり期待されそうですが、実は上弦の月がまだ空に残っているときに撮影したため、それほどでもありません。M81+M82、M51、M101を以下に掲載しますが、うすずみ温泉で撮影したベストと同等です。しかし、M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)は月の没後のためまずまずです。


2016年5月27日金曜日

火星の自転(47時間差で撮影)

火星は24時間40分で自転しています。この2枚の画像では位置は異なるものの、同じ模様が見えています。上が南極、下が北極で、火星の最も大きな模様が両極に見えています。左は、2016年5月22日00時26, 28, 32, 33分頃に撮影した画像の4枚コンポジット、右は、5月23日23時29分の撮影。左の像から約24 + 23時間=47時間後が右の像である。2回自転するには49時間20分かかるので、右は左の2時間20分前の模様となっている。

2016年5月26日木曜日

しらびそ高原の風景(5月12日)

5月12日午後3時頃に到着。雲一つない青空に夜の期待感が広がります。

 素晴らしい山容を誇ります。


いて座の銀河 (しらびそ高原、5月12日)

しらびそ高原の天の川はすでに5月15日に当ブログに掲載していますが、IR換装なしのカメラ画像であったため赤い星雲の写りが悪く迫力に欠けていました。本日掲載の画像はIR換装のキャノンEOS kiss x7iでいて座周辺を縦置き、横置きで撮影したものです。多少強調処理していますがいて座の赤い星雲が網羅的に描写されており、しらびそ高原の夜空の素晴らしさがわかります。
2016年5月13日03時04分からISO3200、露出3分で4枚撮影しコンポジット。

さそり座のさそり頭部に火星、そのやや北東方向に土星があり、銀河に彩りを添えています。
2016年5月13日03時22分からISO3200、露出3分で4枚撮影しコンポジット。

2016年5月25日水曜日

火星(5月24日)

最接近を1週間後(31日)に控えた火星です。視直径は18秒と木星の半分近い大きさです。南極側(上側)では、深緑色の大きな模様から飛び出た「子午線の溝」、「アルガリティフェルの溝」、「アウロラエの溝」が赤道付近に広がっています。北極側(下側)では大きな「アキダリウムの海」が赤道付近まで延びています。その東側の小さな構造である「エロケラス」も確認できます。今後の良いシーイングに期待しています。2016年5月24日00時27分。ASI224カメラ1分間の動画をRegistax6、ステライメージ6で処理。

2016年5月24日火曜日

今年の野菜畑

連休中に野菜の苗を植えました(今年は次男が手伝ってくれました。)。それから3週間たち、しっかり根付いて盛んな成長ぶりです。サツマイモを2棟に10本植え、あとはキュウリ、ナス、トマトを2本ずつ、シシトウ、スイカ、カボチャを1本ずつです。昨年度初めて植えた小玉スイカが非常においしかったので今年も期待です。秋の芋掘りも楽しみです。昨秋お隣から戴いた4本のイチゴの苗が雪や寒さに耐え今ちょうど赤い実をたくさんつけています。

2016年5月22日日曜日

月面拡大像 その2 (5月15日)

月の精細構造を捉えることができるようになったので、引き続き掲載します。
1)南部の大クレータークラビウス、2)直線壁、3)ワルターとテランドル、4)アルザッケルとアルフォンスス、5)ヒギヌス谷
撮影機材、方法は14日撮影分と同じ。撮影日時:2016年5月15日21時06分~50分。

木星(5月1,2日)

5月連休中の木星です。シーイングは中位でしたがカメラ(ASI224)のおかげで一部の詳細模様が伺えます。木星シーズンは終盤に入り良い条件に巡りあうのは難しくなってきました。EQ6赤道義VX12反射、ASI224カメラによる60秒の動画を画像処理。2016年5月1日21時32分(左)、5月2日22時25分。

2016年5月21日土曜日

火星接近中(5月14日の3惑星)

5月14日から15日にかけて木星、火星、土星を撮影。シーイングは、木星撮影時はまずまずで火星、土星のときはさらに良好。4月23日撮影の3惑星に比べると火星の接近があったとしても全体として良い像が得られた。土星はカシニの空隙が全周で見えるだけでなくその外側のエンケの空隙(?)らしき帯も初めて写すことができた。また火星は細かな模様が見える。木星の左に見える衛星エウロパが木星面上に投影している。同一光学系で撮影し、ASI224カメラの60秒(木星)、40秒(火星、土星)の動画をRegistax 6でスタック、ウエブレット処理、ステライメージ6で処理。撮影時刻:木星、2016年5月14日22時42分;火星、5月15日00時41分; 土星、00時46分。岐阜市内自宅にて。

2016年5月16日月曜日

上弦の月、クレーターチェイン(5月14日)

ASI224カメラによる月面の拡大像を紹介します。5月14日は上弦でかけ際のクレーターがよく見え、シーイングも比較的良好でした。南から北に、クレーターチェインを拡大して紹介します。

まず1番目は、1)ストフラー。小さなクレーターが段々畑のように重なります。

2)ワルター(中央上)、アリア―ンシス(下左)、ウエルカー(下中央)。
ワルターの内部は複雑。
 

3)プルバッハ。中央に小さなクレーターが連なる。

4)アルザッケル(上)とアルフォンスス(下)。中央丘と外輪山は夜明けを迎えている。

5)プトレメウス。巨大なクレーターの底部に多数のへこみやドーム状隆起が見える。
 

6)アルパテグニウス。斜めの切れ込みはクレーターを横断するものもある。

7)ヒッパルコス。内部のしわ構造に沿ってドーム状構造が並ぶ。
 

8)相思相愛ハートまたは相撲の軍配のような形をした構造物。名称は未確認。

9)アリステュッカス(下右)、アウトリュコス(中央)、アルキメデス(右端)。
クレーター外壁のひだや海のしわが特徴的。

10)アルプス山脈のふもとに位置するカッシーニは日本刀の鍔(つば)のような形をしている。

11)アルプス谷。深くて広い切れ込みは月面一。
EQ6pro赤道義/Orion VX12反射(30㎝)に5xバーローレンズ+ASI224カメラで動画撮影した。15秒間の画像をRegistax 6でスタック、ウエーブレット処理。ステライメージ6で画像処理。撮影20165月14日2155分-22時30分。

2016年5月15日日曜日

しらびそ高原の天の川(5月12日)

512日はしらびそ高原まで遠征しました。光害は中央アルプスと南アルプスに遮られ、標高2000メートル近い高度であることから、しらびそ高原の星空の素晴らしさは定評があります。岐阜から車で3時間半と比較的短時間でいくことができます。この夜は月が夜半まで残りましたが雲の心配はなく、夜半には漆黒を背に満天の星空が広がりました。18㎜広角レンズで捉えた夏の銀河をお目にかけましょう。また後日、他の画像も含めて詳細を再掲載します。

いて座とさそり座の銀河
IR換装なしのカメラでの撮影のためHα散光星雲や火星の赤色が弱いのが少し残念です。
キャノンEOS kiss x 5 に18㎜広角ズームレンズ、ISO1600, 露出3分。ケンコーソフトンAにじみフィルター使用。
トリミングなし。2016年5月13日01時39分

いて座からわし座の銀河
撮影条件は上に同じ。2016年5月13日0時58分。トリミングなし。

2016年5月14日土曜日

月面散歩(5月13日)

テェオフィルス(左)とキリルス(右)上

晴れの海のポシドニウス
EQ6pro赤道義/Orion VX12反射(30㎝)に5xバーローレンズ+ASI224カメラで動画撮影した。15秒間の画像をRegistax 6でスタック、ウエーブレット処理。ステライメージ6で画像処理。撮影20165月131933分頃。AS1224カメラは分解能が高く精細な画像が得られます。