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2016年9月11日日曜日

白鳥座の赤い星雲 (9月10日)

9月に入ったとはいえ白鳥座は夕方の中天にかかり、絶好の撮影時期。そこで300mmの望遠レンズと、560㎜の8cm ED屈折の二つの光学系を用いて白鳥座の赤い星雲にチャレンジしました。8日に続き9日も晴天となり素晴らしい星空が広がりました。2016年9月10日午前1時から3時、岐阜県本巣市根尾門脇、うすずみ温泉駐車場にて。

1)網状星雲: 5万年前の超新星爆発のなごりで、淡い星雲が両方向に広がっています。300㎜望遠では視野内に全貌を、8㎝屈折では片方だけの撮影となりました。9月10日2時18分~30分
 キャノンEOS 6D(IR換装)にタムロン28-300mmズームの300㎜(F8に絞る)で撮影。ISO3200、露出3分。4枚をコンポジット。一口に網状星雲と言いうが複数の星雲から成っており、左側はNGC6992-6995、右側はNGC6960。画像処理によって強調しなんとか見えています。

 キャノンEOS kiss 7i (IR換装)に8cm屈折にて撮影したNGC6992-6995。ISO3200、露出3分。4枚コンポジット。

2)北アメリカ星雲:  その形からこう呼ばれる大きな星雲です。すぐ右側にはペリカン星雲があります。白鳥座デネブの近くにあり天の川に埋もれていますが目立つ存在です。
 300㎜望遠レンズでISO3200、露出3分にて撮影。4枚コンポジット。9月9日1時6分~20分。

  8㎝ED屈折にて、ISO3200、露出3分にて撮影。4枚コンポジット。9月9日1時6分~20分。

3)サドル付近の星雲: 白鳥座γ星、サドルの周辺には赤い星雲が散在しています。
 中央の輝星がサドル。300㎜望遠レンズ。ISO3200、3分。4枚コンポ。9月10日1時32分~45分。

8㎝ED屈折(560㎜、F7)にて、ISO3200、3分。4枚コンポ。9月10日1時32分~45分。

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