1月26日夜半には雲が広がり、思いのほか早い撤退となりました。なんとか撮影できたのは前項のかぶと星雲ともう一つ、ばら星雲だけでした。12月3日にもほぼ同条件のばら星雲を掲載していますが、前回よりマイルドに写っています。
8cmED屈折の直接焦点像をEOS kiss x 7i (ISO1600、露出5分)で撮影。2017年1月26日21時11分から撮影した4枚の画像をコンポジット。ステライメージ6、Photoshop CCで処理。
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2017年1月28日土曜日
2017年1月27日金曜日
トールのかぶと星雲(NGC2359)(1月26日)
久しぶりの好天となりうすずみ温泉で撮影しました。いつもより透明度が低いのでISO1600又は800、露出5分で撮ることにしました。おおいぬ座のトールのかぶと星雲(NGC2359)は初めての撮影です。トールとは北欧の神話に出てくる雷神でそのかぶと(兜)に形が似ているのが名前の由来のようです。星雲の中心にはウォルフ・ライエ星(HD 56925)という特殊な星がありこの星から噴出したガスが星雲となっているそうです。Capri 8cmED屈折の直焦点【f=560㎜】でEOS kiss x 7i (IR換装済)、ISO1600で1枚、800で3枚撮影し、コンポジット。M-gen制御EQ3赤道義で追尾。2017年1月26日22時00分から露出5分で4枚撮影。
2017年1月24日火曜日
月齢20(1月18日)
木星に比べると月の像は安定感があります。18日はあまりよいシーイングとは思いませんでしたが解像度はある程度高いようです。
クラビウス、マギヌス、ティコなど南部クレーター。クラビウスの中の小クレーターいくつみえますか。
クラビウスから北東にさがったところに 印象的なシュテフラー、ムロリクスがあります。
アルタイ断崖の日没です。断崖が最も深くみえるころです。その北に3つの印象的なクレーター(南側からカタリナ、キリルス、テオフィルス)が続きます。
晴れの海の畔の大クレーター、ポシドニウスの日没
今シーズンはじめての木星(1月24日)
この季節ですからシーイングは推して知るべし。大きな模様だけの画像となりました。これから暖かくなり木星の出も早くなるので期待しています。2017年1月24日5時23分。Orion VX12(30cm、f = 120㎝ 反赤)の像を x 5バーローレンズで拡大し、ASI224カメラで動画撮影。1500コマをRegiStaxでスタック、ウエブレット処理。ステライメージ6、Photoshop CCで画像処理。
2017年1月19日木曜日
欠け際から離れた場所(1月6日)
一般的に月の観察は、陰影によって地形が浮き出る欠け際が注目されます。しかし高い高度で太陽に照らされると欠け際では見えなかった輝線や海の部分の濃淡が現れてきます。そのような視点で、1)神酒の海とテオフィルス、2)晴れの海とポシドニウス、を画像にしてみました。月の全体像には拡大した位置を示します。
2017年1月13日金曜日
月南部クレーターの名称(1月6日)
1月6日撮影の月面南部の画像5枚をモザイクしてみました。ツギハギが目立ち良い出来ではありませんが、主なクレーターの名称を書き込みました。なお名称は以下のサイトを参考にしました。
http://www12.plala.or.jp/m-light/index.htm
2017年1月10日火曜日
ヒアデス星団の掩蔽(1月9日)
1.ヒアデス星団について
1月9日から10日にかけておうし座のヒアデス散開星団のいくつかの星が月に掩蔽されました。おうし座のα星アルデバランの掩蔽が最も注目されますが都合で見れず、見れたのはθ1星(θ2星は掩蔽されず)と75番星でした。星の明るさは十分ではないが星が月の陰の中に突然消えてゆく様子は捉えることができました。
以下のヒアデス星団の画像は2013年にうすずみ温泉で撮影したもので、最も明るい星はアルデバラン。月は星団の中を右下から左上に移動します。
2.おうし座θ1星の掩蔽
θ1は月に近くに、θ2は月とやや離れたところに位置している。20秒ごとに撮影し、上の画像は1月9日19時55分頃に撮影したθ1が写っている最後のもの、下の画像はその20秒後で、θ1が写っていない最初のものです。
同様に20秒ごとに撮影し、上の画像は1月9日19時46分頃に撮影した75番星が写っている最後のもの、下の画像はその20秒後で、75番星が写っていない最初の画像である。
2017年1月8日日曜日
月面北部の地形(1月6日)
シーイング次第で比較的解像度の良い月の画像が撮れるようになったので上弦の月の欠け際の地形の名称を記してみることにしました。赤字は「海」を、黄色は「クレーター、山脈、峡谷など」を示します。大きな地形には名前がありますが無名の小さいクレーターなどもたくさんあるようです。撮影方法は1月7日掲載の拡大画像に同じ。なお地形の名称は次のサイトを参考にしました。http://www12.plala.or.jp/m-light/index.htm
北中部の地形(北↓) 2016年1月6日21時12分頃
北部の地形(北↓) 2016年1月6日21時13分頃
北端部の地形(北↓) 2016年1月6日20時31分頃
最北端部の地形(北↓) 2016年1月6日午前10時16分頃
2017年1月7日土曜日
月面上の 「V」 と 「X」 (1月5日)
ここのところ月の話題が続きます。
2013年6月6日に本ブログで月面のX文字について紹介しましたが、1月5日の夕方にも月面にX文字とV文字が出現しました。2013年7月号の天文ガイドによれば、X文字は上弦頃の1時間だけ見える珍しい現象で、フランキヌス、ラカイユ、プールバッハの3つのクレーターの稜線に太陽の光が当たってX文字に見えるとのこと。さらに、前回もそうでしたが、X文字の北側のヒギヌスの谷の東側にV文字が見えています。月の全体像はOrion
VX12(30 cm,
F4)の直接焦点(EOS
kiss7iで撮影)。拡大画像は同望遠鏡に2 x バーローレンズ、ASI224カメラでビデオ撮影(15秒)。2017年1月5日17時45分頃。
2017年1月4日水曜日
月と火星の大接近(1月3日)
1月3日の夕方、月と火星(右上端)が大接近しました。もちろんみかけ上ですが、低倍率の望遠鏡の同一視野内に見えました。東南アジアでは食だったそうです。VX12 (30cm F4反射)の直接焦点(キャノンEOS kiss x7i)。ISO100, 1/20秒。2017年1月3日18時06分。
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