おおぐま座の系外銀河の一つM101銀河です。その形から回転花火銀河とも呼ばれ、見かけは月ほどもある大きな銀河です。周りにはNGCカタログの系外銀河がいくつも見えています。M-genで追尾したEQ3赤道儀に載せた8cmED屈折にて撮影。EOS kiss x7i(ISO3200, 露出2分)で8枚連続撮影し、コンポジット、画像処理を行った。2017年5月30日0時35分。うすずみ温泉駐車場にて。
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2017年5月31日水曜日
2017年5月30日火曜日
夏へのいざない -北アメリカ星雲-(5月30日)
薄明直前には天の川が天頂を南北に走りはや真夏の風です。天の川を彩る代表的な星雲の一つ北アメリカ星雲を掲載します。この右隣に位置するペリカン星雲も盛り込みたかったのですが入りませんでした。M-genオートガイドEQ3赤道義に8cmED屈折(f=560mm)を載せ、EOS kiss x7iでISO3200, 露出2分で撮影。2017年5月30日2時22分からの8枚画像をコンポジット。ステライメージで画像処理。
2017年5月29日月曜日
パンスターズ彗星(C/2015 ER61)(5月28日)
明け方の東天にはパンスターズ彗星が昇ってきました。すぐ南には明るい金星が輝いています。薄明前の撮影のため明るい尾が良く見えています。この彗星は4月19日に地球に最接近し、近日点通過は5月9日です。そのころより少し暗くなりましたが約6等級で現在見えている中では最も明るい彗星です。2017年5月28日2時53分。長野県飯田市しらびそ高原にて。撮影方法は前項のジョンソン彗星と同じ。異なるのは、露出2分、3枚の画像コンポジットである点。
ジョンソン彗星(C/2015 V2)(5月28日)
しらびそ高原の暗い空で捉えたジョンソン彗星です。太いダストテールとその反対側に淡いイオンテールが伸びています。8cmED屈折(f=560mm)直接焦点像。EOS kiss x7i (IR換装)ISO3200, 露出3分。Sky Watcher EQ3赤道儀ノータッチガイド。
2017年5月28日2時29分。長野県飯田市しらびそ高原にて。
2017年5月28日日曜日
月齢1.6(5月27日)
長野県しらびそ高原でみた細い月です。数字の上では月齢1.6になります。この時期、日没直後は黄道が立っていて日没時の月の高度が高いこと、透明度の高い好天に恵まれたこと、海抜2000メートルの高地であること、などの理由により、ゆうゆう楽々撮影することができました。
8㎝ED屈折 (f=560mm) 直接焦点。キャノンEOS kiss 7i, ISO400, 露出1/50秒。2017年5月27日19時17分頃。
2017年5月26日金曜日
月面のVX文字(5月3日)
5月3日の上弦の頃に見えた月面のVX文字です。この1月5日にも観察しブログに掲載しています。上弦のころに出現するので天候とタイミングがあったとき、年に数回見れるようです。詳細は前回のブログ記事をみてください。この画像は見た目とは反対に上が南、下が北になっています。撮影:2107年5月3日21時18分頃。
2017年5月24日水曜日
木星(5月23日)シーイング良好
昨夜(5月23日)は透明度は少し低いものの今シーズン最高のシーイングでした。この一週間ほど帯状の高気圧に覆われ晴天が続いていましたが23日夜はいよいよ陰りが見え始め撮影はどうにか。安定した天気によって久しぶりの好シーイングになったのでしょう。
OrionVX12(30cm, F4)に5xバーロレンズ使用で合成Fを20とし、ASI224MCカメラで60~90秒の動画を撮影。スタッキング、ウェブレット処理、画像復元処理などを実施。2017年5月23日21時08分頃撮影。
2017年5月22日月曜日
木星(5月18日から21日)
先週の後半(17日)から帯状の高気圧に覆われ連日晴天が続き、加えてシーイングも良好でいつもより少しましな木星像を得ることができました。また筒内気流の除去や確実なピント合せなど、直近の課題がみえてきました。撮影方法は従来通り。時刻は画像に記載。
2017年5月21日日曜日
ジョンソン彗星(C/2015 V2)(5月20日)
4月1日以来のジョンソン彗星(C/2015 V2)です。今回は自宅からの撮影です。一晩中見えている好条件は変わりませんが、30㎝反射望遠鏡の眼視では空が明るいためかそれと判別できないほど暗いです。撮影画像でそれとわかり、コマは広がっていますが尾は判別できません。
2017年5月20日21時06分からISO1600で露出30秒、インターバル10秒で10枚を連続撮影。うち7枚をスタック処理、コントラストを強調後トリミングしたもの。Orion VX12反赤直焦点(F4)。EOS kiss x5(IR非換装)。
2017年5月17日水曜日
ブログ閲覧回数が77,777回に到達(5月17日)
今朝(5月17日)ブログをのぞいてみたら、閲覧数の合計が 77,777 回を示していました(黄色サークル)。ラッキーセブンのゾロ目ですので紹介させて戴きます。本ブログは、2011年12月10日にオープンし、以来6年と6月の間、多くの皆様にご訪問を戴いた結果です。単純に平均すると1日に約33回の閲覧となります。
うれしいことにここのところ閲覧数が急速に増えています。10万回に到達するのもそう遠くはないものと期待しているところです。
木星と衛星(5月15日)
木星本体の解像度は今一つですが、衛星の動きが活発です。上が南、下が北で木星は東から西に自転しています。4大衛星もその方向に巡っており、この画像では木星の前を右から左側に動きます。エウロパ(木星の左端)がちょうど木星面通過を終えようとしています。太陽光は左側からさしていますので、エウロパの黒い影が木星面に落ちています。木星の右側にはこのあと木星面通過と投影を控えたイオが見えています。2017年5月15日22時42分頃。
2017年5月16日火曜日
月の名所クローズアップ(5月5日)
5月5日は全国的に好いシーイングに恵まれ惑星や月面の画像が多く報告されています。本ブログでもすでに木星(5月10日)と一部の月面の画像(5月8日)を掲載しておりますが月面はまだ十分ではないので、今回、トリミングで強調した名所を掲載します。
1.中南部のクレーターチエイン:計4個の大クレーターは、右の上から下へ、アルザッケル、アルフォンスス、プトレメウス、左にアルバテグニウムです。平坦な内部にある数キロ大の小さなクレーターが見えています。このあたりでは常に頭の上に地球があります。月では太陽が30日間で空をひと巡りしますので昼と夜は15日分の長さです。
3.コペルニクス:直径93キロのクレーター。月面の中央に位置する単独峰であることのほか、満月頃になると長い輝線を引くことでとてもめだつ存在です。
5.アルキメデスとアルキメデス山脈:アルキメデスは目立つがその南側の山塊はアルキメデス山脈と呼ばれあまり目立たない。「野菜のかぶ」とその枝葉みたいに見えますね。
1.中南部のクレーターチエイン:計4個の大クレーターは、右の上から下へ、アルザッケル、アルフォンスス、プトレメウス、左にアルバテグニウムです。平坦な内部にある数キロ大の小さなクレーターが見えています。このあたりでは常に頭の上に地球があります。月では太陽が30日間で空をひと巡りしますので昼と夜は15日分の長さです。
2.クラビウス:直径250キロの大クレーター。微細な内部のクレーターが写りこんでいます。
3.コペルニクス:直径93キロのクレーター。月面の中央に位置する単独峰であることのほか、満月頃になると長い輝線を引くことでとてもめだつ存在です。
4.アペニン山脈とエラトステネス:(3.)のコペルニクスの画像の左下にエラトステネスが見えているので、これらの位置関係がわかります。
5.アルキメデスとアルキメデス山脈:アルキメデスは目立つがその南側の山塊はアルキメデス山脈と呼ばれあまり目立たない。「野菜のかぶ」とその枝葉みたいに見えますね。
2017年5月11日木曜日
今年の野菜畑(5月11日)
遅ればせながら今年も畑に野菜を植えました。まだ全然シャキッとしていませんが畑の全景です。例年通り、自家製の堆肥をたくさん施した完全有機栽培で、黒ビニールでマルチングしました。持越しのイチゴ3本に加え、新規にキュウリ2本、トマト2本、ナス2本、ピーマン1本、小玉スイカ1本、カボチャ1本とサツマイモ16本です。サツマイモは畑全体の半分に植えました。去年は紅はるかでしたが今年は安納イモです。結構甘くて評判が良いようですが、やや育てにくい品種のようです。どうなりますか。
畑のむこうに見えるのはお隣のログハウスです。
近況として、家の建物に沿ってミヤコワスレ(都忘れ)が咲きました。10年程前に母が植えてくれたもので毎年この時期に季節を知らせてくれます。
2017年5月10日水曜日
月齢5の月面(5月2日)
5月2日夕方の月(月齢5)の名所めぐりです。縦置きの方が生理的に見やすいので縦置きで上を南、下を北として示します。これは肉眼で見た月をさかさまにした形です。
画像1は、アルタイ断崖でつながるピッコロミニとカタリナクレーター、画像2は、神酒の海に面した半埋没クレーターフラカストリウムテとテオフィリスなど3連続クレーター、画像3は、晴れの海に面するポシドニウスとアリストテレス、エウドクソスの2連クレーター 撮影時刻は2017年5月2日20時47分から21時21分。30秒間の動画を画像処理。
ゴールデンウイークの木星(4月23日~5月5日)
(上が北)
今年のゴールデンウイークは天体観望の好機でした。21時から24時までに撮影した6日間の木星画像を掲載します。木星は10時間で自転するので同じ模様の像はありませんが、共通して言えることは、南赤道縞内の明瞭な大赤斑とその西側の複雑な褶曲縞、北赤道縞の南縁には西側に尾を引く青色の雲の存在です。まだまだ撮影・画像処理が技術的に未熟なため解像度が十分ではなく、その改善が今後の課題です。Orion VX12(30cm, F4)に5xバーローレンズ拡大像をASI224カメラで90秒間の動画とし、スタッキング、ウエーブレット処理、画像復元処理等を行った。
今年のゴールデンウイークは天体観望の好機でした。21時から24時までに撮影した6日間の木星画像を掲載します。木星は10時間で自転するので同じ模様の像はありませんが、共通して言えることは、南赤道縞内の明瞭な大赤斑とその西側の複雑な褶曲縞、北赤道縞の南縁には西側に尾を引く青色の雲の存在です。まだまだ撮影・画像処理が技術的に未熟なため解像度が十分ではなく、その改善が今後の課題です。Orion VX12(30cm, F4)に5xバーローレンズ拡大像をASI224カメラで90秒間の動画とし、スタッキング、ウエーブレット処理、画像復元処理等を行った。
2017年5月8日月曜日
ゴールデンウイークも終盤(5月5日、月齢8)
今年のゴールデンウイークは4月29日から5月7日までで、最大9連休でした。比較的天候に恵まれ、月と木星を中心に観望と撮影を堪能しました。特に5月5日の月齢8は、比較的よいシーイングに恵まれました。以下の月全体像は、バーローレンズなしで撮影した2枚の画像のモザイク合成です。上が東。撮影:2017年5月5日22時43分。
以下、名所を二つ紹介します。クラビウスとコペルニクスです。細部の構造に注目してください。
1.
クラビウス:すでにこのブログに10回以上登場している月面で最も大きくて美しいクレーターです。以下の画像では内部の精細な構造が認識できます。また、満月前後に強く長い輝線を放つティコとのツーショットです。撮影:Orion VX12(30cm反射F4)に手レビュー社5倍バーローレンズで拡大した像をZWO社ASI174カメラで動画撮影(30秒)。画像をスタック、ウエブレット処理、画像復元処理などを行った。2017年5月5日22時32分頃。岐阜市の自宅にて。
2.
コペルニクス:こちらも本ブログに数回登場しています。クレーター内部は暗くて見えませんが、外輪山の内部構造の複雑さが見て取れます。特に注目したいのはエラトステナスとの間に広がる“みみず腫れ”の様な連続する凹凸構造で、これまでにないくらいの高い解像度で見えています。撮影:2017年5月5日21時58分頃。他は同じ。
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