今年のゴールデンウイークは4月29日から5月7日までで、最大9連休でした。比較的天候に恵まれ、月と木星を中心に観望と撮影を堪能しました。特に5月5日の月齢8は、比較的よいシーイングに恵まれました。以下の月全体像は、バーローレンズなしで撮影した2枚の画像のモザイク合成です。上が東。撮影:2017年5月5日22時43分。
以下、名所を二つ紹介します。クラビウスとコペルニクスです。細部の構造に注目してください。
1.
クラビウス:すでにこのブログに10回以上登場している月面で最も大きくて美しいクレーターです。以下の画像では内部の精細な構造が認識できます。また、満月前後に強く長い輝線を放つティコとのツーショットです。撮影:Orion VX12(30cm反射F4)に手レビュー社5倍バーローレンズで拡大した像をZWO社ASI174カメラで動画撮影(30秒)。画像をスタック、ウエブレット処理、画像復元処理などを行った。2017年5月5日22時32分頃。岐阜市の自宅にて。
2.
コペルニクス:こちらも本ブログに数回登場しています。クレーター内部は暗くて見えませんが、外輪山の内部構造の複雑さが見て取れます。特に注目したいのはエラトステナスとの間に広がる“みみず腫れ”の様な連続する凹凸構造で、これまでにないくらいの高い解像度で見えています。撮影:2017年5月5日21時58分頃。他は同じ。
0 件のコメント:
コメントを投稿