勾玉(まがたま)星雲は古代の飾りに使われた勾玉に形が似ているところから名づけられたぎょしゃ座の散光星雲です。IR換装したカメラで撮影しても曲がった先は淡いため十分に形をとらえることができません。この画像はかなり無理をして強調してやっと引き出したものです。その分像が乱れてしまっています。今後は赤い星雲を強調できるネビュラフィルターを使ってみようと思います。
撮影の機材、方法と日時は前項のばら星雲と同じ。8枚コンポジット。撮影時刻は2018年2月8日23時00分。
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2018年2月25日日曜日
2018年2月24日土曜日
ばら星雲(2月8日)
ばら星雲を拡大して掲載しています。オリオン座の四角形の左側で咲く大輪のばらは、地球から5000光年ほども離れているのに実際の直径は130光年もあって見かけのおおきさは満月の2倍ほどもあります。残念ながら肉眼では見ることができませんがカメラ、特に星雲が映るように改造されたカメラには良く写ります。今が撮り頃で、この先も桜の咲く頃までは夕方の空に可憐な姿をみせてくれます。
2018年2月8日22時19分、FC100DL屈折望遠鏡(10㎝、焦点距離590㎜)直接焦点。EQ3赤道儀をPHD2オートガイド。キャノンEOS6DにてISO3200, 露出3分。8枚の画像をコンポジットし、画像処理。
2018年2月23日金曜日
月齢5.4(2月21日)
春近し・・・・。夕方の月が高く残るようになってきました。上弦の2日前の月です。
月がちょうど画面一杯ですのでモザイクなしです(上)。中央やや左の神酒の海のテオフィリスが目立っています。シーイングは中くらいで良くはないので、中程度の拡大率でテオフィルスを狙ってみました(下)。
ホールムーン:2018年2月21日18時21分。VX12直接焦点、パラコア、IRパスフィルター 720nm、カメラはASI 1744MM, 30秒間の動画をスタック、ウエブレット処理。
神酒の海のテオフィルス、キリルス、カタリナの3連クレーター(下から上)
2018年2月21日18時34分。VX12, パラコア+IRパスフィルター(720 nm)、テレビューx5バローレンズ+x0.5 レデューサー、カメラはASI 1744MM, 30秒間の動画をスタック、ウエブレット処理。
2018年2月22日木曜日
オリオン大星雲(M42, M43)
Color Efex Pro4 とHDR Efex Proを使って オリオン大星雲の微細構造と周辺の反射星雲を炙り出してみました。FC100DL (10cm, f=590mm)にEOS6D, ISO3200, 2分露出, フィルターなし。2018年2月8日21時35分からの5枚コンポジット。
2018年2月21日水曜日
馬頭星雲(2月8日)
必ず撮りたくなってしまう対象です。夜半まで少し靄っていたので透明感がやや落ちていますが、HDR処理で強調しました。反射星雲まで出そうとして強めの画像処理をしたため少しムラになってしまいました。次回もっと良い条件で撮影したいものです。タカハシFC100DL (レデューサー590mm), キャノンEOS 6D, ISO1600, 露出2分, x5 コンポジット。2018年2月8日21時35分より。うすずみ温泉駐車場にて。
2018年2月19日月曜日
ぎょしゃ座の散開星団M36, M37, M38(2月7日)
ぎょしゃ座の5角形の星のうちβとθを結んだ直線と直行するように散開星団のM37, M36とM38が縦に並んでいます。このブログでは散開星団の紹介はほとんどしていませんが、見事な3つの散開星団が集まる冬の夜空の名所です。画面下側にはIC405とIC410(勾玉星雲)の一部が見えています。2018年2月7日22時39分。うすずみ温泉にて。
2018年2月12日月曜日
2018年2月11日日曜日
オリオン座中心部(2月8日)
オリオン座中心部を100㎜望遠レンズで狙ってみました。オリオン座を彩る大星雲M42、 馬頭星雲(IC434)、バーナードループなどの赤い散光星雲やM78の青白い光芒などは良く知られています。今回はこれら以外の空間に淡く広がる反射星雲(分子星雲)を炙りだしてみることにしました。QHY-PHD2オートガイドで撮影した8枚の画像をコンポジットし得られた画像を、Nik Collection Color Effex Pro4で強調処理しました。オリオン座全体に薄くもやもやした星雲が広がっていることがわかります。
撮影:2018年2月8日21時13分、Canon EOS 60D (HKIR換装)、F5.6、ISO3200, 露出3分、レンズ:Canon ズーム望遠レンズ(55-200mm)の100㎜で 8枚コンポジット。2018年2月9日金曜日
「星ナビ」に入選!ー月面最南部のクレーター群ー(2月5日)
星ナビ3月号の星ナビギャラリーに「月面最南部のクレーター群」と題する以下の作品が入選しました。星ナビへの入選は2回目です。月面南部は山岳地帯であり、多くの大小クレーターが押し合いへし合いながら重なり合っています。そんな中で撮影対象となるのはいつもクラビウスやマリウスといった巨大有名クレーターであり、その東側の多くの小クレーターが脚光を浴びることは少ないのが現状です。そこで今回はそのようなクレーターを主役にして応募しました。実際、立派な中央丘をもつリリウス(1)、中央に亀裂をもつヤコービ(2)、合せてダンゴ虫のような形をしたリケトス(3)とヘラクリトス(4)、お皿の形をしたキュヴィエ(5)など、とてもユニークです。
1.リリウス、2.ヤコービ、3.リケトス、4.ヘラクリトス、5.キュヴィエ、6.ツアッハ、7.クルティウス
2018年2月4日日曜日
月齢17.5の月(2月4日)
すっきり晴れた今朝払暁の月です。皆既月食もこのくらいは晴れてほしかった。
シーイングは良くないですがこのくらいの拡大率なら結構シャープに写ります。分割撮影した3枚のモザイク。
Orion VX12(30㎝, f=120㎝)にASI174CMOSカメラ直接焦点で3分割撮影(30秒AVI動画), スタック、ウエブレット処理。2018年2月4日00時03分頃。岐阜市内自宅にて。
2018年2月1日木曜日
皆既月食(1月31日)
昨夜3年ぶりに皆既月食がありました。全国的には、名古屋も含めて東日本の各地で十分に観測できたようです。しかし当地では月食の間中、全天雲に覆われ、雲越しに月をのぞき見るという状況でした。前回(2014年4月4日)は石川県小松市の温泉旅館の窓からの観望でしたが、同様に雲間からのぞき見る程度でした(本ブログには掲載済)。ここのところ月食とは相性が悪いです。雲を重ねて撮影しているため象がかなり乱れていますが形と色彩はなんとかわかります。
キャノンEOS kiss x7i にキャノン望遠レンズ(55-250㎜;100㎜で使用)を装着し、F5.6、露出1/4秒~10秒。撮影時刻は画像に記載。
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