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2020年2月28日金曜日
今夕の月(月齢3.7、2月27日)
2020年2月25日火曜日
しし座のトリオ銀河(2月21日)
FC100DL屈折(D100㎜、reduced FL580㎜, QBPフィルター)、セレストロンAVX赤道儀(PHD2ガイド)、EOS6Dカメラボディーから構成されるシステムで、ISO12800、4分間露出で撮影した9枚の画像をステライメージ8でコンポジット、画像処理。2020年2月21日03時29分~04時06分(総露出時間36分)。
2020年2月23日日曜日
クラゲ星雲(IC443, 2月21日)
FS60CB屈折望遠鏡(D60mm, reducerでFL225mm)、セレストロンAVX赤道儀、EOS6D(Seo-SP)カメラ。300mm屈折/PHD2でガイド。ISO12800, 露出4分。2020年2月21日02時28分~53分。6枚コンポ、総露出24分間。
2020年2月22日土曜日
ぎょしゃ座 IC405 (勾玉星雲)とIC410、IC417星雲(2月21日)
昨夜 (2月20~21日) うすずみ温泉で一か月ぶりに撮影ができました。華やかな冬の星座になごりを惜しみ、地味な春の星座を迎える季節代わりの時期となりました。まずは去り行く冬の星座の最後尾、ぎょしゃ座を代表する散光星雲、IC405(勾玉星雲:画面下)とIC410(画面上)です。よく見るともう一つ、右上の隅に小さな星雲(IC417)が飛び込んできています。上下2枚の画像をモザイク合成しました。
FC100DL (D100mm, reducerでFL590mm)屈折望遠鏡、セレストロンAVX赤道儀、EOS6D(Seo-SP換装)カメラ。300㎜屈折/PHD2でオートガイド。撮影はISO13800, 露出4分、上側のじ画像は2020年2月21日00時02分~40分 (9枚)、下側の画像は01時09分~01時50分 (10枚)。ステライメージ8、photoshopCCで画像処理後、Image Composite Editor で2枚の静止画像をモザイク処理した。
2020年2月16日日曜日
嵐の大洋と虹の入り江(2019年9月24日)
この画像のアピール点は、虹の入り江です。虹の入り江は、月面随一の名所ですが、あまり作品の対象として紹介されることはなく不思議です。虹の入り江は月面での位置から、上弦過ぎの月齢11から13と下弦過ぎの月齢22から24が欠け際となり見ごろとなります。虹の入り江は上弦過ぎには日光を正面から受け(前者)下弦過ぎには背面から日光を受けます(後者)。後者より前者(上弦過ぎ、月齢22-24)の方が生理的に見やすいため圧倒的に前者の虹の入り江がよく撮影されているのでしょう。しかし、視覚的にはこの画像のように背面から日光を受ける後者の虹の入り江の方が美しく、作品としては価値があると思っています。
虹の入り江に限らず、この時期の月(下弦過ぎ)は海の比率が高く、すっきりしていて、独特の美しさがあります。広い嵐の大洋ではケプラーやアリスタルコスなど発達した光条をもつクレーターが目立ち、雨の海の虹の入り江では、周壁のジュラ山脈が入り江に影を落としていて非常に印象的です。
虹の入り江に限らず、この時期の月(下弦過ぎ)は海の比率が高く、すっきりしていて、独特の美しさがあります。広い嵐の大洋ではケプラーやアリスタルコスなど発達した光条をもつクレーターが目立ち、雨の海の虹の入り江では、周壁のジュラ山脈が入り江に影を落としていて非常に印象的です。
英オライオン社 VX12 (D30cm, FL120cm)(テレビュー社パラコアタイプ2を装着) + テレビュー社パワーメイト2.5 x (合成焦点距離 300cm, 合成F10)。2019年09月24日05時10分40秒から約30秒間の動画撮影 (300フレーム)
2020年2月6日木曜日
シッカルド、ワルゲンティン、フォキリデス(2019年9月24日)(天文ガイド3月号に入選)
月の南西部にあるシッカルドは大きいクレーターですが、その南に位置するワルゲンティンとフォキリデスと併せて、大小の三連クレーターとしての印象が強いです。
撮影条件と画像処理:2019年9月24日05時25分34秒。英オライオンVX300-S (D300mm FL1200mm F4.0 ニュートン式反射) テレビューパラコア2、パワーメイト 5x(合成F20) バーダープラネタリウム IR685パスフィルター ケンコーEQ6-PRO赤道儀 ZWO ASI183MMモノクロCMOSカメラ 30秒間に撮影した300フレームをスタック処理 AutoStakkert!3ほかで画像処理 キャノンPIXUS MG7530出力。撮影地/岐阜市
【天文ガイドのコメント】古川さんの作品は、月面南西部のクレーターを30cm鏡でとらえたものです。この辺りは特徴のあるクレーターが多く見られます。たとえばワルゲンティン(中央やや右上)は内部が堆積物(溶岩)でほとんど埋まっていて、縁の部分はたったの300㎡くらいしかありません。*編集部:表題のクレーター名は原語読みに近い「天文年2020」に合わせて訂正しました。
【作者追加説明】訂正は(ワルゲンチン→ワルゲンティン)
湿りの海(2019年9月24日)(星ナビ3月号に入選)
湿りの海は、内部に谷や峡谷が走る複雑なガッサンディやドッペルマイヤーなどの半埋没クレーターを周囲に持ち、常に注目され、引き付けられる存在です。同時に「写りのよい対象」でもあります。
撮影条件画像処理など:英オライオン社VX12(D300㎜、FL1200㎜ F4)+ テレビュー、パラコアタイプ2+テレビューパワーメイト 5 x(合成6000mm F20) ZWO ASI183MM Baader IR685パスフィルター ケンコーEQ6Pro 赤道儀 2019年9月24日05時28分 30秒間300フレーム 4フレームモザイク AutoStakkert!3/RegiStax6/Photoshop CC/ StellaーImage8/Image Composite Editor キャノン PIXUS MG7530 自宅(岐阜市内)にて。
【作者のコメント】湿りの海の東岸の山岳地帯が、西岸のそれに比べると急峻で尖っているようにみえます。成因と関係があるのでしょうか。また秤動のためディめりの海もガッサンディも普段より円形にみえています。
【星ナビギャラリーのコメント】高解像ですばらしく良く写っています。同心円状になっている静脈のように見えるリンクルリッジや谷、崖の構造の詳細がわかります。
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