撮影機材と方法は、8月6日に当ブログに記載した方法です。木星は7月14日、土星は7月21日に衝を迎え1ヵ月以上経過し、太陽光が真正面からやや右側から当たるようになりました。このことは、土星の輪に落ちる土星本体の影が左側に膨らんでいることからもわかります。一方、火星の衝は10月14日ですので太陽光は左側からあたっており火星の右側が陰になっています。ちょうど十三夜の月のような形をしています。月撮影時刻:火星 2020年8月26日04時58分、土星 19時49分、木星 20時04分。自宅にて。
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2020年8月27日木曜日
2020年8月23日日曜日
はくちょう座網状星雲(NGC6992-5)(8月19日)
はくちょう座のつばさのあたりに広がる網状星雲です(上が東側)。夏を代表する星雲の一つです。2万年前の超新星爆発の名残といわれていて、1600光年の距離にあります。この画像には東側(上側)の明るい弧状星雲(NGC6992)とその西側のやや暗い星雲群(NGC6993-5)が写っていますが、最も西側のNGC6960(ベール星雲とも呼ばれる)は写っていません。タカハシFC100DL屈折望遠鏡(D100mm, (reducerでFL590mm))、キャノンEOS6D(ISO6400, 露出2分)、QBPフィルター、セレストロンAVX赤道儀で追尾。5枚の画像をスタッキング。撮影日時:2020年8月19日00時46分~01時05分。うすずみにて。
2020年8月22日土曜日
同一夜の木星、土星、火星(8月20から21日)
8月20日夜から21日早朝にかけて撮影した3惑星です。火星を撮影した21日早朝はシーイングがよく、自分としては良い画像が得られました。南中高度は、木星、土星(30度余)に比べ火星はずっと高い(60度)ので好シーイングの機会が多いようです。木星面に衛星イオの影が投影されています。またイオ本体は木星面を経過中のはずですが特定できません。撮影方法は8月6日掲載のものと同じです。撮影日時:木星 2020年8月20日21時33分、土星 8月20日21時12分、火星 8月21日05時17分。
2020年8月20日木曜日
干潟星雲(M8)、三裂星雲(M20)及び猫の手星雲(8月18日)
夏の定番ですが、猫の手星雲まで入れ込んでの構成は初めてです。天体導入機能が改善されたステラショット 2を使うと簡単に自由に構図を調整できます。干潟星雲(M8、中央右寄り)は夏の天の川を代表する赤い散光星雲です。干潟星雲の東側にある淡い星雲群はその形から「猫の手星雲」と呼ばれています。干潟星雲の北側には三裂星雲(M20)があります。この星雲は赤と青のコントラストが美しいことで有名ですが、赤い星雲はその前方に存在する暗黒星雲によって三つに裂けており、その名前の由来となっています。タカハシFC100DL(D10cm, FL58cm)/セレステロンAVX赤道儀/キャノンEOS6D (Seo-SP)(露出120秒、ISO6400)。2020年8月18日22時06分~20分(5枚をDSSスタック)。
2020年8月19日水曜日
ネオワイズ彗星(C/2020 F3)(8月18日)
7月に1等星まで明るくなり、大彗星となったネオワイズ彗星です。悪天が重なりついにその雄姿を自分の目で捉えることはできませんでした。8月はじめには5等星レベルに減光しましたが、まだまだ明るい彗星でした。しかし月の影響もあり、撮影は8等級にまで暗くなった18日になってしまいました。淡いながらも傘を逆に開いたような幅広のダストテールが写っていて大彗星であった片鱗を見せています。たまたま彗星のすぐ左側にはNGC5364、右側にはNGC5363の系外銀河がありよい光景となっています。拡大撮影できなかったのが悔やまれます。
タカハシFS60CB屈折望遠鏡 (D6cm, FL25cm)/スカイウオッチャーEQ3赤道儀での自動追尾/キャノンEOS6D ISO3200, 露出45秒。2020年8月18日20時11分。うすずみ温泉駐車場にて。
2020年8月16日日曜日
火星(8月15日)
好シーイングに恵まれ、比較的高解像の火星像を得ることができました。南部(上部)東側にヘラス高原、その北に大シルチスなどの地形が見えています。また、南極冠の北側に飛び地のような2つの小さくて白い構造が見えています。撮影はこれまでと同じで、オライオンVX12反射望遠鏡
(D30cm,
FL120cm)をケンコーEQ6-Pro赤道儀に載せて自動追尾。ZWO社ASI
290MC CMOS
カメラで動画撮影(3000フレーム/90秒)し、スタッキング、ウエブレット処理。撮影時刻:2020年8月15日03時47分から90秒。岐阜市内自宅にて。
イオの木星面通過(8月14日)
宵の口の南天で木星と土星が見ごろになっています。また、深夜には火星、さらに朝方は金星も顔を出してきて、正に惑星のオンパレードです。惑星それぞれに楽しみ方があるのですが、木星をみる楽しみのひとつは4大衛星の動きです。天文雑誌にその日の衛星の動きや大赤斑の位置などの予報されているのですが、そういった情報なしで望むのが私のやり方です。何か衛星イベントがある日は、見た瞬間、異変に気付きます。下に示す画像は、「4大衛星の一つ、イオ(Io)の木星面経過」です。二本の直線の交差点に白っぽい小さな丸い点が見えますか? 木星前を左から右側に移動中のイオです。黒っぽい縞模様が背景になっているので見えやすいと思います。撮影条件は前項の通り。撮影時刻は画像の左下に記載。
2020年8月14日金曜日
木星、土星(8月13日)と火星(8月12日)
8月12日の火星と13日の木星と土星です。シーイングは十分ではありませんがまずまず(中の上くらい)でした。木星は大赤斑がほぼ中央に位置していて木星らしい姿です。木星と土星はこれから少しずつ視直径が減少していきますが、火星は10月の衝に向けて今の2倍弱まで直径が大きくなります。大いに表面の模様を楽しめるでしょう。2年前の大接近の時は火星に大規模な大砂嵐が起こり表面を覆い隠してしまったため十分に眺めることができませんでした。今年はそんなことがないことを祈っています。撮影条件はこれまでと同じ。撮影時刻:木星、2020年8月13日21時38分、土星、同年8月13日21時13分、火星、2020年8月12日01時22分。岐阜市内自宅にて。
2020年8月13日木曜日
ペルセウス座流星群(8月11-13日)
ペルセウス流星群の極大日前日(8月11日)と極大予想日(8月12日)に流星の撮影を試みました。例年に比べ出現数が少なかったのと、雲の多さとで、実際に撮影できたペルセウス座流星群はわずか3個でした(下の画像で2個。画像の方位と向きは出現時刻におよそあわせてあります。カシオペア座の位置をW形で示しています)。
撮影条件:キャノンEOS6D (HKIR)にサムヤン24mm広角レンズ(F1.4, F3.5で使用)を装着。ISO400、露出15秒、インターバル1秒で4時間から6時間撮影(500枚から2000枚)。スカイウオッチャーEQM-35 Pro赤道儀に載せて追尾撮影。撮影地:岐阜市内自宅
撮影:2020年8月12日04時03分
撮影:2020年8月12日22時42分
2020年8月10日月曜日
木星、土星(8月6日)と火星(8月9日)
8月6日撮影の木星、土星と8月9日撮影の火星を並べてみました。いずれもシーイングがあまりよくなくて、前回の「8月5/6日撮影分」には及びませんが、木星の大赤斑、火星の模様変化など、前回分と比較できると思い掲載しました。撮影条件は前回と同じです。撮影時刻:木星、2020年8月6日21時4分から約90秒間、土星、8月6日21時22分、火星、8月9日23時59分。
2020年8月6日木曜日
2020年8月1日土曜日
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