木星の精細画像を得るためには、1)良いシーイング、2)良好な画像処理技術の両方が必要です。これまでに得ている木星像は今一つシャープさに乏しく、何とか改善したいと思い、コンポジットを試みてみました。木星は自転が速いので30秒の動画を連続して 8枚作製し、それぞれの動画をRegistaxs6でスタック、wavelet処理しました。得られた画像8枚をステライメージ6でコンポジットし、画像復元、シャープ処理しました。
画像は、少し古いものですが(2014, 1, 2)好シーイング時の動画についての結果を示しています。処理を弱い目にしてあり、自然でスムースな像になっているようです。上下は、同じ画像をコントラストの違いで示したもの。