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2016年4月23日土曜日

三惑星勢揃い(4月23日)

39日に衝(太陽と180°の位置にくる)となった木星が西に傾く夜半過ぎさそり座のアンタレスの近くで赤く輝く火星が南中しそのすぐ東には土星が輝いています。もう火星は土星よりずっと明るく木星に迫ろうかという輝きです。同一時刻に3つの主な惑星を観測できる好条件がここ2か月ほど続きます。
みかけの大きさを反映する形で三惑星を並べ、その上には2倍に拡大した火星を置いてあります。シーイングはあまり良くありませんでしたが好天が少ないので撮影しました。火星は今シーズン初です。運よく大シルチスを中心とする火星で最も大きな模様が見えています。ケンコーEQ6pro赤道義/Orion VX12反射(30㎝)に5xバーローレンズ+ASI224カメラで動画撮影した。木星(90秒)、火星(60秒)、土星(60秒)の画像をRegistax6でアライン、スタックした。ステライメージ6とPhotoshopCCで画像処理。撮影時刻:20164230033分(木星)、0126分(土星)、0145分(火星)。

2016年4月17日日曜日

3日連続の夕月(4月13、14、15日)

春の夕月は高度があり撮影にはもってこいですが、菜種梅雨で天候に恵まれないことも多い季節です。この4月は比較的晴天が続き、3日間連続で上弦とそれ以後の月を撮影することができました。これまでも何回か掲載していると思いますが、ASI244カメラによる高解像度モザイク画像にまとめました。なお14(左)、15日(中)の撮像は掲載済のものを、16日分(右)は初掲載です。

以下、4月16日の絶景を2つ。
 南部山岳地帯、クラビウスとティコ

夜明けのコペルニクス

2016年4月16日土曜日

月面拡大像(4月15日)

 ASI224カメラで月をVX12直接焦点撮影すると、150倍くらいの倍率で望遠鏡を覗いた様子に近い印象の画像が得られます。 4月15日の撮像の中から月の名所を選んでみました。
中央部に位置する大クレーター群。この場所からは地球が常に天頂にみえます。

 
北部のアルプス山脈、アペニン山脈と晴の海。月の絶景のひとつです。

月齢9.0の月(4月15日)

上弦1日後の月のモザイク。ASI224カメラにてOrionVX12反射直接焦点(30cm, 1200mm)の動画から安定静止像6枚を作製しステライメージ6で画像処理を行いモザイク張りしたもの。2016年4月15日22時45分頃。自宅にて。

2016年4月15日金曜日

ASI224カメラによる月面(4月14日)

上弦の月のモザイク写真です。シーイングは良くなかったのですがASI224カメラの解像度の高さが伺えます。ASI224カメラにてOrionVX12反赤直接焦点の動画を撮影しそのうち像の安定した瞬間を1枚撮りで画像とし、4枚の画像をモザイク張りしたもの。スタックは行っていない。2016年4月14日20時37分頃。自宅にて。

2016年4月10日日曜日

木星(4月9日)

久しぶりの今月初めての投稿です。やはり主役は木星。なかなかよいシーイングにめぐり会えませんが昨日のベストショットを掲載します。2016年22時25分から90秒の動画をRegistax 6、ステライメージ6、photoshopCCで処理。赤道帯の南赤道縞との境界付近に強い暗色のアーチ状構造が見えています。OrionVX12反射望遠鏡にZWO社ASI224MCカメラ(カラー)カメラで動画撮影。