3月9日に衝(太陽と180°の位置にくる)となった木星が西に傾く夜半過ぎさそり座のアンタレスの近くで赤く輝く火星が南中しそのすぐ東には土星が輝いています。もう火星は土星よりずっと明るく木星に迫ろうかという輝きです。同一時刻に3つの主な惑星を観測できる好条件がここ2か月ほど続きます。
みかけの大きさを反映する形で三惑星を並べ、その上には2倍に拡大した火星を置いてあります。シーイングはあまり良くありませんでしたが好天が少ないので撮影しました。火星は今シーズン初です。運よく大シルチスを中心とする火星で最も大きな模様が見えています。ケンコーEQ6pro赤道義/Orion VX12反射(30㎝)に5xバーローレンズ+ASI224カメラで動画撮影した。木星(90秒)、火星(60秒)、土星(60秒)の画像をRegistax6でアライン、スタックした。ステライメージ6とPhotoshopCCで画像処理。撮影時刻:2016年4月23日00時33分(木星)、01時26分(土星)、01時45分(火星)。