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2019年10月27日日曜日

さんかく座M33銀河(撮影:2018年12月10日)

昨年12月10日に撮影したM33銀河の画像をステライメージ8でコンポジット処理しました。画像は古いですが初めての掲載です。何本かの太い腕が見えますが、Hα線の強調フィルターを使っていないので内部の赤い散光星雲は写りが悪いようです。
タカハシFC100DL (D100mm, FL590mm)にキャノンEOS6D (Seo-SP4), ISO3200, 露出150秒 x10枚コンポ。2018年12月10日23時12分から23時38分。

2019年10月21日月曜日

再処理したアンドロメダ銀河(2018年12月10日)

もう秋もたけなわ、アンドロメダ銀河が天頂に淡い光を放つ季節ですが、晴れない日が延々と続き、今年はまだ撮影できていません。そこで少しばかり進歩した処理法を使って昨年撮影した画像を再処理してみました。強調処理などで腕など銀河の構造が多少見えていますが、フィルターなどの使用で解像度の改善を試みたいと今年の撮影に期待しています。タカハシFC100DL (D100mm, FL590mm), キャノンEOS6D (Seo-SP4), ISO3200, 露出150秒, 24枚コンポ, 2018年12月10日19時46分~20時59分。

2019年10月15日火曜日

雨の海と三大クレーター(7月25日)

台風19号が東日本と東北地方に甚大な被害をもたらしました。日本列島が自然災害を受けやすい地理的条件にあることを改めて思い知らされました。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。さて、星ナビに入選した月面作品はすでに紹介しましたが、選外だった応募作品を1点紹介します。少し欲張り過ぎたかもしてませんが、コペルニクスからプラトーまでの月面中部、北部を一つの構図に入れ込んでみました。これまでの月面写真と少し違った味が出せたのではないかと思います。撮影機材、方法は同じ。撮影時刻:2019年7月25日03時54分49秒から約30秒間 (150フレーム) 

2019年10月5日土曜日

コペルニクスとアルキメデス(7月25日)(星ナビ11月号、星ナビギャラリーに入選)

星ナビギャラリー(11月号)に入選しました。今回は月面中部から北部のプラトー、アルキメデスとコペルニクスを異なる構図と縮尺で切り取った3枚の写真を応募しました。選ばれたのは「コペルニクスとアルキメデス」です。
【作者コメント】コペルニクスとアルキメデスの構図はあまり見かけませんが、撮影の拡大率を低くして同一視野に取り込んでみました。画像から二つのクレーターの違いを感じることができます。撮影、画像処理英オライオンVX12(D300mm, FL1200mm)+テレビューパラコアタイプ2+テレビューパワーメイト  2.5 x(合成3000mm, F10),  ZWO ASI 183MM,  Baader IR685パスフィルター, ケンコーEQ6PRO赤道儀, 2019年7月25日03時48分, 30秒間, 150フレーム。
【星ナビギャラリーのコメント】古川さん、長野さんともに、撮影手法が確立されていて、いつもハイレベルな月面写真を応募してくださいます。技術的に完成度を高めた後は、月面のどこをどのように撮るかが作品の評価となってきます。アルキメデス、アペニン山脈、コペルニクスと続く切り取り方は新鮮です。溶岩で埋まった古いアルキメデスと溶岩の上に落下した新しいコペルニクスとのクレーターの対比、コペルニクスの光条の広がりと2次クレーターなど見どころがいっぱい写っています。