星ナビギャラリー(11月号)に入選しました。今回は月面中部から北部のプラトー、アルキメデスとコペルニクスを異なる構図と縮尺で切り取った3枚の写真を応募しました。選ばれたのは「コペルニクスとアルキメデス」です。
【作者コメント】コペルニクスとアルキメデスの構図はあまり見かけませんが、撮影の拡大率を低くして同一視野に取り込んでみました。画像から二つのクレーターの違いを感じることができます。撮影、画像処理:英オライオンVX12(D300mm, FL1200mm)+テレビューパラコアタイプ2+テレビューパワーメイト 2.5 x(合成3000mm, F10), ZWO ASI 183MM, Baader IR685パスフィルター, ケンコーEQ6PRO赤道儀, 2019年7月25日03時48分, 30秒間, 150フレーム。
【星ナビギャラリーのコメント】古川さん、長野さんともに、撮影手法が確立されていて、いつもハイレベルな月面写真を応募してくださいます。技術的に完成度を高めた後は、月面のどこをどのように撮るかが作品の評価となってきます。アルキメデス、アペニン山脈、コペルニクスと続く切り取り方は新鮮です。溶岩で埋まった古いアルキメデスと溶岩の上に落下した新しいコペルニクスとのクレーターの対比、コペルニクスの光条の広がりと2次クレーターなど見どころがいっぱい写っています。
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