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2024年8月19日月曜日

今朝の木星(8月19日)

 
日の出時には天頂近くまで昇るようになり観望好機の到来です。今シーズンは南中高度が高く、好シーイングの機会が多くなるでしょう。撮影条件:CMI=326°、CMII=60°、CMIII=175° Sky-Watcher DOB16(40cm FL180cm, F4.5)/ 同EQ8R-Pro赤道儀 / バローレンズ で5倍拡大、ZWO ASI290MC ゲイン260、18 ms、2000コマ/39sec。2024年8月19日4時30分。自宅にて。

2024年8月14日水曜日

ペルセウス座流星群(8月12日、13日)

      8月12日20時08分(下記条件1)             8月13日2時56分(下記条件1)  
   
  8月のペルセウス座流星群と12月のふたご座流星群は可能な限り撮影しています。今年のペルセウス座流星群は13日23時頃の極大とのことで、12日夕刻から13日明け方に多く出現が期待されます。この時間帯のはじめは上弦直前の月がてんびん座あって影響しますが没後は絶好のコンディションです。ただし、撮影地は3~4等星がやっと見える自宅の明るい空で、しかも雲が多い予報でしたので、流星の検出数は多くを見込めない状況でした。
 結果、撮影できた流星群流星は4個で、うち2個をトリミングなしでアップしました。画像左はペガサス座の、右はこと座とはくちょう座の境界を流れたものです。見ていないので詳しいことはわかりませんが、撮影条件からいずれの流星ともマイナス等級の明るさと考えられます。珍しいことに、左画像の流星は連写2枚に写っていましたがこれをコンポジット処理すると1個の流星であることがわかりました。ちなみに流星中には黒い間隙があり、1秒間の撮影インターバルに相当すると考えられます。
 撮影方法:1) キャノンEOS6D/サムヤン24mm (F1.2をF3.5で使用 ISO400, 露出20秒, インターバル1秒) 2) キャノンEOS kiss x5/キャノンズーム18-55mm (18mm, F4.0で使用, ISO800, 露出20秒, インターバル1秒)の2台のカメラ/レンズを用いて、ケンコースカイメモSで追尾撮影。いずれも20時くらいから夜明けまで撮影。自宅庭にて。

2024年8月1日木曜日

ティコ周辺(7月28日)

 
ティコの形成は比較的新しく、いまだに壁の内外、周囲には活動の足跡が残されています。特に満月前後の太い月ではティコから周囲に強い光条が何本も伸び出します。撮影条件:スカイウオッチャーDOB16 ニュートン式反射 (D400mm、f1800mm)/バーダーIRパスフィルター695nm/スカイウオッチャーEQ8R赤道儀/ZWO ASI 178MM CMOSカメラ, シャッター速度1/50秒、ゲイン384. 撮影時間10秒/200コマ。自宅にて

クラビウス周辺(7月28日)

 
南部最大級のクレーターです。土星の良像でもおわかりのように7月27-28日未明は好シーイングで、月面の精細な構造が垣間見えました。クラビウスのクレーター底に広がる大中小のクレーターが圧巻です。撮影条件:スカイウオッチャーDOB16 ニュートン式反射 (D400mm、f1800mm)/バーダーIRパスフィルター695nm/スカイウオッチャーEQ8R赤道儀/ZWO ASI 178MM CMOSカメラ, シャッター速度1/50秒、ゲイン398. 撮影時間10秒/200フレーム。

月面南部のクレーター群(7月28日)

7月下旬は秤動によりやや南側がこちらに傾いているため、南端をみるのに好都合です。画像は下弦の月のクラビウス以南を拡大。主なクレーターには名称を記してあります。
撮影条件:スカイウオッチャーDOB16 ニュートン式反射 (D400mm、f1800mm)/バーダーIRパスフィルター695nm/スカイウオッチャーEQ8R赤道儀/ZWO ASI 178MMCMOSカメラ シャッター速度1/5秒、ゲイン384、露出10秒/200フレーム、2024年7月28日01時37分、自宅にて。