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2013年6月23日日曜日

新しく購入した小型短焦点反射望遠鏡

 今使っているスカイウオッチャーのDOB GOTO16は口径40 cm、F4.5と明るい鏡なので、星雲星団の眼視観測や短時間の撮像などには都合がよいのですが、それでも焦点距離は180 cmもあり、像が大きすぎて見にくい天体がたくさんあります。ちなみに満月の全体が入りません。レデューサーで焦点距離を短くすればよいのですが適当な製品がみあたりません。そこで最近スカイウオッチャーから発売になったいくつかの新製品の中から、口径13 cm、焦点距離65 cm(BKP130 OTAW Dual Speed)の反射望遠鏡を購入しました。
 堅牢な作り(全金属製)と高級な接眼部(微動付)、精度の高い鏡(ファーストライトはまだです)を考えると、2万円という価格は驚きです。実際の購入価格は24800円ですが、価格4800円の広い見口のアイピースがついているので、本体は20000円です。中国生産のコストパーフォーマンスはやはり脅威(同時に驚異)ですね。
 梅雨が明けたらいろいろな天体を見るのを楽しみにしています。
 

 鏡筒は3.7 kgと軽いのでDOB16の鏡筒に直接取り付けました。とくに問題はないようです。まるで子供を背負っているお母さんのようですね。



見え口の大きなアイピース(28 mm、視野56°)が付属しています。老眼鏡をかけたまま見れるのがうれしいです。



野菜畑のその後


畑の南側
 


ナス、オクラ、シソ、シシトウ
どれもみんな大きく成長しましたが、ナスの成長著しいです。実が細長く、焼きナスに適した品種です。すでに焼きナスで食しました。シソはできすぎてとても食べきれません。てんぷらにでもして大量に消費する必要があります。
 


トマトと枝豆
トマトの成長ぶりは目を見張ります。収穫にはまだ少しかかりますが、たくさん実がついています。枝豆は少し遅れて植えましたがたくさん鞘が付きました。収穫のタイミングが難しそうです。
 

 
枝豆とキュウリ
キュウリは地這いなので目立ちませんが成長してます。すでに10本ほど収穫しています。
まだ続々とできているようです。浅漬けが一番おいしいです。


畑の北側、PODが見えます。
 


お隣の庭はいつも季節の花がいっぱいで、楽しませて戴いています。殺風景なうちの庭とは大違いです。
 


2013年6月22日土曜日

雨上がりに垣間見えた土星です。


 変わり映えしませんがまた土星です。雨上がりの短い晴れ間では土星しか見るものがありません。輪の上の本体の影が広くなってきました。今日は今年最も地球に近い大きな満月だそうですが、残念ながら撮影できませんでした。
撮影条件:2013年6月22日20時15分頃、Sky Watcher DOB GOTO16 望遠鏡に5 x バーローレンズ拡大、DFK21AU618ASの動画(30秒)をRegiStax6処理。 岐阜市内、自宅にて。

2013年6月18日火曜日

梅雨の雲間に顔を出した夏の星座

 こと座とベガ 
撮影条件:2013年6月16日22時25分、ソニーα55、55 mm F4.0、ISO1600、露出15秒 
 

 わし座とアルタイル 
撮影条件:2013年6月16日22時27分、ソニーα55、55 mm F4.0、ISO1600、露出15秒

さそり座 
撮影条件:2013年6月16日22時33分、ソニーα55、55 mm F4.0、ISO1600、露出15秒
 
 梅雨の雲間の夏の星座です。デジタルカメラで星座を普通に撮影すると明るい星も暗い星も点像になり明るさの差がわかりにくいのです。以前のフィルム撮影の時は明るい星の光がフィルの裏面に反射してハレーションを作るため明るい星は大きく写り、見た目の明るさの差が面積に反映されるため実際の見た目と違和感がありませんでした。しかしデジタルカメラではハレーションがないため星の明るさの差が写り込みにくい特徴があります。沼澤茂美さんの「星座写真の写し方」を読んで拡散フィルターなるものがあることがわかりました。このフィルターを通すと星の光がにじんで星の明るさに応じて星が大きく映るのです。上の3枚の写真は拡散フィルターを通して撮影したもので、星にメリハリがあり存在感のある写真になっています。
 


2013年6月15日土曜日

梅雨の晴れ間の土星、6月12日


梅雨の晴れ間の土星です。
撮影条件:2013年6月12日21時21分頃、Sky Watcher DOB GOTO16 望遠鏡に
5 x バーローレンズ拡大、DFK21AU618ASの動画(30秒)をRegiStax6処理。
 岐阜市内にて。

2013年6月13日木曜日

40 cm ドブソニンアンで撮影したメシエ星雲 M57, M65, M66。


 
 漆黒の夜空に浮かぶ、こと座のM57。
40 cmのドブソニアン望遠鏡で撮影すると、赤で縁取られた青い鮮やかな色彩の環状星雲として写り、宇宙のオアシスのようです。
撮影条件:DOB GOTO16望遠鏡(40 cm、 FL180 cm)にソニーα55一眼レフ(IR変換なし)直接焦点。2012年6月12日22時13分、1SO3200、露出20秒。
 



しし座の銀河系外星雲M65(右)とM66(左)。
撮影条件:DOB GOTO16望遠鏡(40 cm、 FL180 cm)にソニーα55一眼レフ(IR変換なし)直接焦点。6月12日22時13分,
ISO3200、露出15秒。2012年6月12日21時50分。

さようなら、パンスターズ彗星。永遠に。


 
 パンスターズ彗星は北極星の近く、こぐま座にあって、さらに地球から遠ざかっています。
 これは5月21日以来の撮像です。その間、何回か撮像を試みましたが彗星像を特定できませんでした。12日は梅雨の晴れ間の高透明度に恵まれ、彗星像を捉えることができました。200 mm望遠レンズでの撮像はおそらくこれが最後になるでしょう。パンスターズ彗星は周期彗星ではないので、姿を見せるのは今回限りです。3月11日に登場してから約3か月もの間、大彗星の風格を楽しませてもらいました。こんどは秋にやってくる超大型のアイソン彗星に期待しましょう。
撮影条件:2013年6月12日22時51分、ソニー1眼レフα55(200 mm望遠レンズ(F5.6))ISO 3200, 露出15秒。岐阜市内自宅にて。

2013年6月6日木曜日

土星、6月4日

 
久しぶりに土星のクリアな撮像が得られました。衝を1か月以上過ぎて、輪の上に落ちる本体の影が見えるようになってきました。
撮影条件:2013年6月4日21時23分、Sky Watcher DOB GOTO16 望遠鏡に 5 x バーローレンズ拡大、DFK21AU618ASの動画(30秒)をRegiStax6処理。

月面に現れた「X」文字



 「天文ガイド」7月号によりますと、5月17日の月面に「X」文字が現れてネットなどで話題になっている、という記事が載っていました。なんでも上弦の頃のグッドタイミングでブランキヌス、ラカイユ、プールバッハの3つのクレーターの稜線に太陽の光が当たって「X」文字に見えるとのこと。見えるのは1時間ほどの間だけということで、非常に珍しい現象のようです。
 ちょうど5月17日に月を撮影していました。X文字は初めて知ったので、全くその認識なしでこのブログにも5月19日に撮像を掲載していました。確かに「X」文字が見えています。
 今日は、この「X文字」を矢印で示して改めて掲載します。そう言われてみてみると面白い現象ですね。11月10日19時半頃にも見えるだろうとのこと。
撮影日時:2013年、5月17日20時01分。DOB16直接焦点撮影(上)とその拡大(下)。「X」文字を矢印で示す。

2013年6月2日日曜日

月齢21.1、5月31日

 
下弦近くの月。海の部分が多く、最も美しいと言われる。
梅雨入りが宣言されたのはこれからは好天が少なくなるでしょう。
撮影条件:2013年5月31日4時38分、DOB 16 直接焦点 (FL 1800 mm) 、ソニー一眼レフα55、
ISO200、1/500秒で撮影した画像をフォトショップ等で処理。 岐阜市内自宅にて。
 

 
クラビウス、ティコ周辺のクレーター群。シーイングはあまりよくない。
撮影条件:2013年5月31日4時38分頃、DOB 16 直接焦点 (FL 1800 mm) 、DOB GOTO16に
DFK21AU618ASで撮像した動画(20秒)をRegiStax 6 で処理。岐阜市内自宅にて。

 
ヒッパルコス(右下)、アルバテグニウス(右上)周辺のクレーターと谷
撮影条件は上と同じ。


アペニン山脈(上)、アルプス山脈(下)、雨の海のアルキメデス、アリスティルス
撮影条件は上と同じ。
 

 
プラトー(右)、ユードクソス(左上)、アリストテレス(左下)と南極