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2014年4月14日月曜日

月と3惑星(4月12日)

火星の最接近を2日後に控えた4月12日は、1)土曜日、2)好シーイング、3)月が見頃、4)夜半までに火、木、土の3惑星が登場、など好条件がそろった、まれに見る観測日和でした。
撮影機材はいつも通りで、ケンコーSE250N EQ6Pro反射赤道儀を用いて、月と惑星の拡大撮影は、5Xバーローレンズ、キャノンEOS kiss x 5 にて動画撮影。Registax 6処理。

 月齢12.3の月
高度が高く、月面の名所めぐりをしました。拡大画面では、上が月面南部の大クレーター、シッカルトとワルゲンチン、下の拡大画面はアリスタルコスで、複雑な構造が見えています。

イオが投影する木星
西に傾いて気流が悪く、よい画像は取れませんでした。木星面経過を終えたイオが左側にいて、影を木星面に落としています。

最接近直前の火星
ちょうど南中の頃で気流も安定しており、微細構造が写りました。南北極の白い冠、南極(上端)の周辺のアキダリウムの海(色の濃い部分を海という)と周辺の微細構造、北半球(下部)には大シルチスからチュッレヌムの海、キンメリウムの海が広がります。

輪の開いた土星
夜半過ぎに昇ってきます。南中時でも高度が低くて気流の影響を強く受けるため、なかなか良い画像が得られませんが、この日は良好でした。

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