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2018年5月11日金曜日

しらびそ高原のディープスカイ(4月20、21日)

遅くなりましたが4月20日、21日に遠征したしらびそ高原で撮った画像です。すでにFS60CBなどで撮影したものは掲載しましたが、ここではFC100DL(主焦点90cm)による画像を紹介します。しらびそ高原のいつもの撮影場所は土や石ころで覆われています。そのまま赤道儀を設置すると脚の先がめり込んだりして極軸が狂う可能性があります。アスファルトで舗装された駐車場などではこの問題は起きないでしょう。それに慣れてしまっていました。これまでも小さなトラブルはあったのでしょうが今回は影響が大きく、結果としてガイドミスで撮影枚数を稼げませんでした。今後は対策をしっかりやります。

1.北天の系外星雲
 春の定番、M81, M82, M63とM101です。2から7枚をコンポジットし、Nik CollectionのCEPro4で軽く処理。なぜそうなるのかわからないのですが、ステライメージ8でRaw画像を自動でコンポジット処理するとなぜか平板な画像(コントラストの強い白とびの)になってしまいます。そこでこれまで通り個々のRaw画像を現像してTIFで保存したものをステライメージ6でコンポジット処理し、その後画像処理を行いました。
いずれもタカハシFC-100DLの主焦点(D10cm, f90cm)画像。キャノンEOS6D(Seo-IR換装)にて露出5分、ISO3200。画像サイズの相対差は維持。QHYカメラを使ったPHD2オートガイド。M81+82: 2018年4月21日01時41分からの4枚をコンポジット、M63: 4月21日00時59分からの7枚をコンポジット。M101: 4月20日21時05分からの6枚コンポ。

2.M8とM20 
      いずれも夏の南天の天の川の中で最も目立つ星雲です。
  撮影方法は上に同じ。M8: 2018年4月21日02時12分からの3枚をコンポジット、M20: 4月21日02時48分からの2枚をコンポジット。

3.彼岸花星雲(NGC6357)と出目金星雲(NGC6334)
   さそり座のシッポあたり、夏の天の川の最南部に位置する二つの星雲は、しらびそ高原なら比較的容易に撮影できます。
撮影方法は上に同じ。彼岸花星雲(NGC6357): 2018年4月21日03時50分からの2枚をコンポジット、出目金星雲(NGC6334): 4月21日03時11分からの4枚をコンポジット。

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