かみのけ座、おとめ座としし座は系外銀河の宝庫です。春の天体写真撮影の最大の楽しみと言ってよいでしょう。今回は、かみの座のマラカリアン銀河鎖の南側を撮影してみました。このあたりはどこを向けてもたくさんの系外銀河が写ってくれますが、今回は系外銀河だけでなく、それよりずっと淡い反射星雲(分子雲)も狙ってみることにしました。銀河系内星間物質(化学物質)が近くの恒星の光を反射した淡い光ですので撮影には困難が予想されます。そこで、空の透明度、露出時間、コンポジットの枚数などに配慮しました。その結果、画像の中央部に反射星雲と思われる淡い小さな星雲が写りました。分子雲の拡大画像と、星雲番号を記入した画像を下に示します。
2018年5月10日22時30分から撮影した8枚をコンポジット。タカハシFS60CB(主焦点350mm)にHKIR換装したEOS6Dで直接焦点撮影。ISO3200, 露出3分。Sky Watcher EQ3赤道儀をQHYCCDカメラ/PHD2でオートガイディング
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