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2016年12月10日土曜日

月面の絶景にうっとり(12月8日)

 月は暮らしとともにあり夕方から夜半に見る機会が多くなります。朝方の月は彗星の出現中や太陽から離れ始めた木星など別の天体を見たついでになってしまうことが多いようです。しかし下弦の月は美しく早起きする価値は十分にあるのですが、別に今日でなくともと、布団を出るタイミングを失ってしまうのです。
  ここのところ悪天続きで長い間月を見ていませんでした。128日は久しぶりに晴れ渡った月夜となり、ゆっくり上弦の月面散歩を楽しみながら撮影しました。
 しばらく前からZWOASI224MCの使用で月面画像の解像度を高めることができていますが、今回、適正な拡大率を狙って2xバーローレンズを使用してみました。解像度に最も影響するのはシーイングですが、この日は中の上くらいと思われあまり期待していませんでしたが、RegiStaxでスタック後、ウエーブレット処理するとシャープな像に変わり、まるで魔法のようでした。以下に画像組写真で紹介しますが拡大率が低いので1枚だけそのままのサイズで掲載してます。
左上から右下に向かって、上弦の月面南部から北部の画像
VX12(30cm反射)に2xバーローレンズで拡大し、ZWO社ASI224MCカメラで取得した15秒間の画像をRegiStax6でスタック、ウエーブレット処理。2016年12月8日18時55分から19時11分に撮影。岐阜市自宅にて。

アルプス山脈とプラトー
  月面北部の絶景のひとつ。ひっかき傷のようなアルプス谷、雨の海のピコ山、ピトン山、大きなクレーターのプラトー、二つ目のカッシーニ(左上)。




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