昨夜はよく晴れただけでなく月は天頂高く昇り、月面は久しぶりの好シーイングでした。拡大撮影は昨年の11月30日以来です。画像処理はこれからですが、虹の入江がきれいに見えていましたので紹介します。雨の海の西岸に虹の入江、北岸にプラトーやアルプス谷、東側にはアルキメデスが見えています。月面で最も美しい場所の一つです。
Orion VX30S + paracore2 (D30cm, FL1200mm), IR685 pass filter, ASI 174MM CMOSカメラ, x2.5 powermate 15秒間の動画撮影。画像スタック、ウエブレット処理。019年3月11月7日20時50分。
2019/03/18
M81とM82 (3月8日)
引き続きQBPフィルターで撮ったM81とM82です。いつも2つを同一画面で処理することが多いのですがそうするとM81が主体となりM82は割を食っています。今回は別々にまとめてみました。フィルター効果としては、M81の腕の根本あたりに連続する点像として赤い星雲が、M82では中心部から外に噴き出すスターバーストの片鱗が見えています。
FC100DL/Canon EOS6D, 2019年3月8日22時47分。ISO12800, 露出4分。DSSで10枚コンポジット。
2019/03/15
M101: 回転花火銀河 (3月9日)
M101、おおぐま座の回転花火銀河です。QBPフィルターの使用により画像処理が楽になります。少ないステップでイメージ通りに描けます。それと、内部の赤い領域(散光星雲)がはっきり見えています。もう少し中心部が解像できるとよいのですが、コンポジットの枚数(5枚)不足か。
FC100DLとEOS6D+QBPフィルターの組合せ、ISO12800で露出4分、は同じ。コンポジット枚数は5枚でM51の13枚より少ない。2019年3月9日1時29分。
M51子持ち星雲(3月9日)
QBPフィルターの効果を渦巻星雲でも調べてみました。有名なM51子持ち星雲ですが、同一光学系で得られた画像としてこれまでのベストです。内部に分布するHII波長領域の赤い散光星雲がよく表現されており、QBPフィルターの効果と思われます。
FC100DL屈折 (D10cm, FL590mm), AVX赤道儀、PHCガイド。EOS6D, ISO12800, 露出4分。2019年3月9日0時02分、うすずみ温泉にて。Stellaimage 8で13枚コンポジット。Stellaimage 8, PhotoshopCCで画像処理。
2019/03/14
オリオン大星雲と馬頭星雲(2月26日うすずみにて、QBPフィルター)
冬のシンボル、オリオン座が宵の空で西に傾き、北斗七星が北の空に高く昇るようになりました。いよいよ春の到来ですね。
そこで、いまのうちにQBPフィルターを通してオリオン座中心部をうすずみで撮影しておきたいと思い立ちました。具体的には、1) FC100DL(D10cm, FL590mm, F5.9) と 2) FS60CB (D6cm, FL 250mm, F4) の2本の鏡筒で、中心部のM42大星雲と馬頭星雲を狙いました。
画像のヒストグラム分布からBGの値が1/3以下となる最大条件は、1) では、ISO12800, 露出4分、2)ではISO6400、露出4分でした。 1)のこの条件で撮影したのが上段、2)が下段。いずれも思った通りの良い出来です。実際には、ISO3200に下げて露出を4分のまま、コンポ枚数を30枚以上(総露出120分以上)で撮影するのがベストかなと考えています。
オリオン大星雲 2019年2月26日21時40分から。DSS x10コンポジット。
オリオン大星雲と馬頭星雲 2019年2月26日22時34分から。DSS x10コンポジット。
2019/03/07
ティコとオロンチウスの周辺(2018年11月28日撮影)(天文ガイド4月号読者の天体写真「一般の部」入選)
月面撮影で著名な佐藤昌三氏の作品とともに掲載されたことを光栄に思います。
【撮影者の説明とアピール】ティコ周辺の質感の異なるクレーター群が見ものです。ティコの北西から西側の領域は滑らかな地形が広がりクレーター密度の低い領域となっています。一方、南東から東側の領域ではサッセリデスやオロンチウスなどのクレーター底にミミズ腫れのような二次クレーターが多数存在し、好対照を成しています。これらの地形がティコの形成とどのように関わっているのか興味深いところです。
【天文ガイドの寸評】口径30㎝の大口径ニュートン式反射望遠鏡でとらえた月面のクローズアップです。ティコ周辺はクレーターの重なり順や飛散物による2次クレーターの様子から地形ができた順番を想像して楽しめます。
英国オライオン社VX300-S (D=30 cm, f=120 cm, F4) ニュートン式反射 (テレビュー社パラコアタイプ2を装着), IR685パスフィルター. ASI 174CMOSカメラで2018年11月30日5時9分23秒から15秒間 動画撮影 (763フレーム).
【撮影者の説明とアピール】ティコ周辺の質感の異なるクレーター群が見ものです。ティコの北西から西側の領域は滑らかな地形が広がりクレーター密度の低い領域となっています。一方、南東から東側の領域ではサッセリデスやオロンチウスなどのクレーター底にミミズ腫れのような二次クレーターが多数存在し、好対照を成しています。これらの地形がティコの形成とどのように関わっているのか興味深いところです。
【天文ガイドの寸評】口径30㎝の大口径ニュートン式反射望遠鏡でとらえた月面のクローズアップです。ティコ周辺はクレーターの重なり順や飛散物による2次クレーターの様子から地形ができた順番を想像して楽しめます。
英国オライオン社VX300-S (D=30 cm, f=120 cm, F4) ニュートン式反射 (テレビュー社パラコアタイプ2を装着), IR685パスフィルター. ASI 174CMOSカメラで2018年11月30日5時9分23秒から15秒間 動画撮影 (763フレーム).
2019/03/04
ぎょしゃ座の岩本彗星(2月26、27日)
2月下旬に岩本彗星がぎょしゃ座に接近しました。勾玉星雲への接近のタイミングは28、29日がねらい目でしたが天候が期待できないようなので晴れている26-27日に撮影しました。QBPフィルターの使用によりうすずみ温泉の暗い空ならISO6400, 露出5分ものexposureが可能となり、Sh2-232やSh2-235などの赤い星雲に接近する青い岩本彗星を美しいコントラストで切り撮ることができました。
FS60CB(f=250mm), EOS6D(Seo-SP4), ISO6400, 露出4分, 2019年2月7日 0h13m~48m。DSSで8枚コンポジット。
FC100DL(f=590mm), EOS6D(HKIR), ISO6400, 露出 3 or 4分, 2019年2月26日 23h22m~53m。DSSで9枚コンポジット。
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