2026/07/29

初秋の宝石箱(2)-象の鼻星雲(IC1396)ー

                                                                   
IC1396星雲(象の鼻星雲)は、ケフェウス座に広がる巨大な散光星雲で、満月6個分の広がりを持つ領域です。中心には若い散開星団 Trumpler 37 があり、高温の大質量星が水素ガスを電離し赤く輝くHα領域を形成しています。象の鼻状の暗黒星雲は新しい星を育む「星形成領域」で、外側からの強烈な紫外線によって彫刻のように削られたガスと塵の柱です。特に先端部には原始星が多数確認されており、星が誕生する瞬間ということで科学的にも重要な対象です。複雑に入り組んだ暗黒帯、淡い輝きのHII領域、そして背景に散らばる無数の星々が重なり、IC1396は広視野撮影でこそ真価を発揮する「構造の美しさと科学的ドラマ」が共存する名星雲です。撮影データSeestar S50 / 岐阜市 / 2026.07.26 01:54 / 総露光114分

2 件のコメント:

  1. 星が生まれる瞬間を見ることができるなんて感動的ですね。
    宇宙の神秘を感じます。

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  2. コメントありがとうございます。星形成領域という場所は、銀河や星雲のあちこちにあり、宇宙は今も変化しつつあるけとを教えてくれます。でも望遠鏡を使って眼をこらしても肉眼では見えず、画像で初めて見ることができます。天体写真の楽しみでもあります。

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