シラー-ズッキウス ベイスンは、月面南西部に位置する大きな「衝突盆地」で直径約335kmもあります。衝突盆地とは大規模な隕石や小惑星が天体の表面に衝突した際に形成される広大な円形の地形のことで、シラー-ズッキウス ベイスンは、三重のリング構造を持つ特徴的な地形で、外側の2つのリングは比較的明瞭ですが、最も内側のリングは、画像中の「ベイスンの文字が置かれた部分」を含む不明瞭な尾根に囲まれた窪みのような部分です。かつては巨大なクレーターとの認識でしたが現在は衝突盆地とされています。周辺には、シラー(179 × 71km)やズッキウス(直径64km)といったクレーターが存在し、これらの地形が盆地の形成に関与していると考えられています。Lunar 100の59番に指定されており、月面地形の中でも興味深い観測対象の一つです。
撮影条件:SW DOB16反射/SW EQ8R赤道儀/SWコマコレクター (F4-5用)/テレビューパワーメイト 2.5 x (合成f 4500mm F11.5) /バーダーIRパスフィルター695nm/ ZWO ASI 178MM CMOSカメラ 200フレーム/10秒。2024年11月13日22時4分, 自宅にて。
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