2025/06/17

マリウス周辺(2024年11月13日)

   

    マリウス周辺の地域、月の火山活動の痕跡を色濃く残しており、月の内部構造や熱史を探るための重要な研究対象です。特にマリウス丘の地下空洞は、将来の有人探査や居住施設の設置のための「天然のシェルター」としての可能性も秘めています。

マリウスクレーター(Marius Crater)は、月の北西部、「嵐の大洋(Oceanus Procellarum)」に位置する直径約41kmのクレーター。溶岩に満たされた浅いクレーターで、内部は比較的平坦。周囲には「リンクルリッジ(wrinkle ridges)」と呼ばれるしわ状の地形が南北に走っています。

マリウス谷(Rima Marius)は、非常に細いリル(rille:溶岩流の痕跡)で全長は数十kmに及びます。非常に細いため条件の良いときでないと観察が困難。

マリウスの丘(Marius Hills)は、多数の小さなドーム状の丘が密集しており月面でも最大級の火山性地形群で、かつての玄武岩質の火山活動によって形成されたと考えられています。日本の月探査機「かぐや」によって、直径約50〜70mの縦穴(skylight)が発見されました。これは地下に続く溶岩チューブ(lava tube)の入り口とされ、将来の月面基地候補地として注目されています。

撮影条件:SW DOB16反射/SW EQ8R赤道儀/SWコマコレクター (F4-5用)/テレビューパワーメイト 2.5 x (合成f 4500mm F11.5) /バーダーIRパスフィルター695nm/ ZWO ASI 178MM CMOSカメラ 200フレーム/10秒2024年11月13日22時15分,  自宅にて。


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