しし座の銀河群の中でもよく似た姿のM95(NGC 3351)と M96(NGC 3368) が同じ視野(Seestar S50画面横置)に収まっています。どちらも地球から約 3,300 万光年 前後に位置するしし座 I 銀河群(Leo I Group) の主要メンバーです。M95 は強い棒構造を持つバードスパイラル銀河(SBb)で、中心部のリング状領域で活発な星形成の存在が知られています。一方、M96 はやや非対称な渦巻構造を持ち、過去の重力相互作用の痕跡と考えられる外縁部のゆがみが特徴です。見た目は「穏やかな渦巻銀河」ですが、内部構造や進化の履歴は対照的で、同じ銀河群に属しながら個性がはっきり分かれる好例です。今回の撮影では、Seestar S50 の 5cm 口径とは思えないほど、両銀河のコアの輝きや腕の質感がよく写り、春の銀河シーズンらしい豊かな表情が捉えられています。

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