2026/06/10

春の南天銀河(9)ーM88・M91と周辺銀河ー (4月8日)

おとめ座銀河団の中心部からやや北側に位置する領域で、“銀河密集地帯” です。M88(NGC 4501) は、明瞭な渦状腕を持つ美しい渦巻銀河(Sb型)で、銀河団内で高速運動しているため外縁部のガスが剥ぎ取られつつある可能性があります。一方の M91(NGC 4548) は、中心に棒構造を持つ渦巻銀河(SBb型)で、星形成が抑制された“アナモルファス銀河”です。視野内には、NGC 4516、NGC 4571、IC 3476 など、地球から約 5000〜6000 万光年の銀河が点在しています。互いに重力的な影響を及ぼし合いながら進化しています。Seestar S50 のコンパクトな光学系でも銀河団の立体感や個々の銀河の個性が捉えられている点が印象的です。

撮影データ:Seestar S50 / 岐阜市 / 2026.04.08 20h:12m / 総露光50分

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