2026/06/06

春の北天銀河(31)ーかみのけ座の渦巻銀河 M100(NGC 4321)を中心に、周囲の小銀河まで-(4月7日)

かみのけ座の渦巻銀河 M100(NGC 4321)を中心に、周囲の小銀河まで一望できる写野を撮影しました。 M100は地球から約5,500万光年、おとめ座銀河団(Virgo Cluster)に属する典型的なグランドデザイン渦巻銀河(grand‑design spiral galaxy)です。すなわち、渦巻腕が、はっきりと二本以上主構造として伸び、全体として整然とした渦巻パターンを示す銀河です。直径は約10万光年と、天の川銀河とほぼ同規模です。今回の画像では、M100の周囲に位置するNGC 4323(伴銀河)、NGC 4328、NGC 4312、IC 783など、同じ銀河団に属する小銀河が複数写り込んでいます。これらはM100と重力的にゆるく結びついたり、銀河団の密度の高い環境で相互作用を受けながら進化している天体です。
 小口径のSeestar S50でも、長時間露光によりこのような複数銀河の存在が明瞭に浮かび上がり、銀河団の奥行きと広がりを感じられる一枚となりました。
撮影データ:Seestar S50 / 岐阜市 / 2026.04.07 23h:04m / 総露光61分

0 件のコメント:

コメントを投稿