2026/06/01

春の赤道付近の銀河(3) -(ろくぶんぎ座にひっそり佇む渦巻銀河、NGC3294) ー (3月28日)

    NGC3294は、ろくぶんぎ座の方向、約9,000万光年の彼方に位置する渦巻銀河です。視直径は約3.2′と小ぶりで、表面輝度も低いため観望では非常に淡い対象ですが、長時間露光の撮影では渦状腕の構造が静かに浮かび上がります。腕の中には青い若い星団やHII領域が点在し、現在も星形成が続く“活動的な普通の渦巻銀河”として知られています。近年の研究では、銀河中心に小規模ながら活動銀河核(AGN)の兆候がある可能性が指摘されており、銀河の成長とブラックホール活動の関係を探る対象としても注目されています。淡いながらも整った渦構造を持つNGC3294は、小型機材でも長時間露光を重ねることでその姿を捉えられる、アマチュアにとって挑戦しがいのある銀河です。撮影データ:Seestar S50 / 岐阜市 / 2026.03.28 03h:28m / 総露光59分

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