M98は、おとめ座銀河団の一員で 距離約4,400万光年、分類は SA(s)ab:棒構造を持たない中間型渦巻銀河です。視直径は約 9.8′ × 2.8′ と細長く、地球からはほぼ エッジオン(側面) で見えるため中心部の暗黒帯が強調され引き締まった印象です。最大の特徴として、銀河団内で異常に大きな固有速度(約−1,400 km/s)を示します。重力場で高速移動するため周囲のガスと相互作用するとされ、「ダイナミックな環境にある銀河」として研究されています。中心部には明るいバルジがあり外側に渦状構造が淡く広がります。今回のSeestar S50による60分露光では、M98特有の細長い形状と中心部の輝きがよく捉えられています。
M98の南側に位置する NGC 4186 は、距離約 5,000万光年前後 の渦巻銀河で視直径は 約2′ と小さ目です。分類は SAB(s)c の「小型スパイラル銀河」に属します。おとめ座銀河団の周縁部に位置しており、M98と同じく銀河団の重力場の影響を受けている可能性が高い天体です。
撮影データ:Seestar S50 / 岐阜市 / 2026.05.20、00h:42m / 総露光60分

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