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2014年3月26日水曜日

コペルニクス周辺(2013年の画像)


 古い画像で恐縮ですが、ここのところ条件の良い月の画像が撮れません。撮り頃の半月前後に気流のよい日がないということです。思い出すのは昨年の8月29日の下弦の月。その当時、クラビウスとティコの超拡大撮影をブログに掲載していますが、まだまだたくさんの未処理動画が残っています。そのうちの一シーンを掲載します。コペルニクスの周辺にはおもしろい構造があり、なんでも隕石の衝突でコペルニクスができたときの噴出物で二次的にできたものだそうです。黄色ボックスで囲んだ部分を右で拡大していますが、溝のような構造が見えています。
ケンコーSEN250N25 cm, FL=120 cm)に5 x バーローレンズで拡大。DFK21AU618ASの動画20秒分をRegistax 6で処理。2013年8月29日4寺34分頃。

2014年3月25日火曜日

庭のモクレンが開花!



  一気に春めいて庭のモクレンが咲き始めました。ここ数年枝払いをしていないので樹勢が強く、たくさんの花を咲かせて楽しませてくれます。明日は雨との予報で、青空をバックに白いモクレンが映えるのは今日限りと思い撮影しました。昨年末には、このモクレンの樹冠上にラブジョイ彗星が尾をなびかせていました。2014年3月25日8時05分。

2014年3月24日月曜日

木星(3月24日)


南から張り出した移動性高気圧が列島の東方に抜けていく頃、好シーイングがやってきます。正にそのタイミングでした。もう2時間ほどすれば大赤班が正面にきて見栄えするのですが、天気は下り坂で全面曇ってしまいました。右側に見える衛星はエウロパ。ケンコーSE250N EQ6Pro反射赤道儀に5Xバーローレンズ拡大、キャノンEOS kiss x 5 にて、ISO1600、1/40秒で動画撮影。70秒間の撮像をRegistax 6処理。2014年3月24日21時頃(正確な時刻は後で記載)。


少し処理方法を変えて作成した画像を追加します。

2014年3月23日日曜日

木星(3月22日)



シーイングは安定しませんでしたが、比較的良い条件で撮影できました。
 ケンコーSE250N EQ6Pro反射赤道儀に5Xバーローレンズ拡大、キャノンEOS kiss x 5 にて、ISO1600、1/30秒で動画撮影。120秒間の撮像をRegistax 6処理。2014年3月22日22時39分。

火星(3月22日)


あまり気流はよくなかったのですが、小さな極冠が上端に見えています。また、青っぽい模様が上下の半球にあり、赤道付近には白っぽい雲のようなものが広がって見えます。 
ケンコーSE250N EQ6Oro反射赤道儀に5Xバーローレンズ拡大、キャノンEOS kiss x 5 にて、ISO400、1/30秒で動画撮影。120秒間の撮像をRegistax 6処理。2014年3月22日23時00分。

M82と81(3月22日)


 月がいなくて高透明度だったのでM82をM81と並べて撮影しました。超新星は暗くなってはいるもののまだ健在です。ガイドが悪く少し星が流れてしまいました。ケンコーSE250N25cm反射赤道儀(EQ6Pro)直接焦点。キャノンEOS kiss x 5、ISO3200、露出20秒。8枚コンポジット画像強調処理。2014年3月22日19時49分~51分。

2014年3月22日土曜日

ラブジョイ彗星のたどった軌跡 (2013年11月~2014年2月)

      2013年11月~12月

      2014年1月~2月

ラブジョイ彗星は地球から遠ざかりつつあり、10等星より暗く、観望の対象ではなくなってきました。昨年11月から今年の2月まで長い間、楽しませてくれました。特にアイソン彗星消滅後、その代役を担ってくれ、我々のショックを癒してくれました。そこで、これまでの4ケ月にわたるラブジョイ彗星の変化・消長をまとめてみました。上の組写真は、昨年11月から12月(上)に撮影したもの、下の組写真は今年の1月から2月に撮影したものです。ブログに掲載したものを順に並べ直しただけです。12月の上旬あたりに最も素晴らしい姿を見せていたことがわかります。200 mm望遠レンズ、13 cm 短焦点反射、25 cm反射、の3種類の光学系で撮影しています。撮影条件はブログで確かめてください。
 

2014年3月18日火曜日

おぼろ月夜の木星(3月17日)


今日は、真っ赤な太陽が沈むと東の空に満月の朧(おぼろ)月が昇る春らしい薄曇りの一日でした。日本列島の東方海上に移動性高気圧が抜けていくときは好シーイングになります。大赤斑は見えず、衛星のイベントもないなど、地味な木星でしたが、微細な模様は見ごたえがありました。
 ケンコーSE250N EQ6Pro 反射赤道儀、テレビュー社 5 x バーローレンズ、キャノンEOS kiss x 5  ISO1600、1/30秒で90秒間の動画をRegistax 6で処理。2014年3月17日19時50分。

2014年3月16日日曜日

初めての火星(3月15日)


  冬型の気圧配置でシーイングは今一つでしたが、接近中の火星をはじめて撮影しました。極冠周囲(下)以外には模様はありませんが、赤道付近に白い大きな雲があるようです。観測の機会が増えれば模様も見えてくるでしょう。
  ケンコーSE250N EQ6Oro反射赤道儀に5Xバーローレンズ拡大、キャノンEOS kiss x 5 にて、ISO400、1/30秒で動画撮影。60秒間の撮像をRegistax 6処理。2014年3月15日時刻はあとで記載。

2014年3月13日木曜日

木星(3月11日)


    好シーイングに恵まれ微細な模様が写りました。影はカリストです。解像度はまだまだです。良いシーイングであればあるほど望遠鏡+撮影システムの良し悪しが問題になるようです。さらに高い解像度を得るためには望遠鏡の性能を上げることを考えざるを得ません。現在使用しているケンコー25cn反射望遠鏡は値段の割には性能が高いのですが、あと一歩、高い解像度が欲しいところです。価格も考慮すると英国オライオン社の25cmか30cmニュートン式反射が第一候補で、購入に向けて計画中です。
   ケンコーSE250N 25cm反射EQ6Pro赤道儀、テレビュー社 5 x バーローレンズ、キャノンEOS kiss x ISO1600、1/40秒で90秒間の動画をRegistax6で処理。2014年3月11日20時30分。


2014年3月9日日曜日

春近し! 自宅で撮ったおおぐま座の銀河系外星雲(2月21日)

 おおぐま座の北斗七星が高く昇るようになり、春はもうすぐです。透明度の高かった2月21日に自宅でおおぐま座の銀河系外星雲(メシエ天体が9個もあります)の撮影に挑戦しました。光害のせいで露出時間はISO3200なら30秒程度に制限されますので、この条件でどこまで写るかを試してみました。思っていた以上に写りがよかったのは、M51、M101です。30秒程度ですとガイドがずれることもなくまずまず問題ありません。空の暗い所では長時間露出がかけられますが、正確なガイドにはオートガイダーが必要になります。撮影条件:ケンコーSE250N25cm反射赤道儀(EQ6Pro)直接焦点撮影。キャノンEOS kiss x 5、ISO3200、露出30秒で撮影した8枚をコンポジット、画像強調処理。

夕方の木星2題 (3月7日、8日)

  
気圧配置は冬型で気流はよくありませんがうす雲の間を縫って撮影した労作です。ケンコーSE250N 25cm反射赤道儀EQ6Pro, キャノンEOS kissx5 ISO3200, 1/40秒 1分の動画をRegistaxで処理。画像調整。

テレビドラマ「木曽オリオン」

 NHK長野放送局がはじめて作ったドラマだとかで、BSプレミアムで「木曽オリオン」というドラマが1月22日に放送されました。天文ガイドに予告があったので見てみました。
 和久井映見が主婦で天文台のパート役を好演している。天文には全く興味のなかった主婦が天文台の職員や研究者とのふれあいのなかから、宇宙に興味を持ち、木曽の星の美しさに気づくという物語である。「素敵なものは意外に近くにあるものだ。そしてそれは美しい星空である。」というのがドラマのテーマである。
 セリフが面白く、音楽もきれいで、普通のドラマとしても、美しい星空ドラマとしても、楽しめるドラマである。私は録画を何回も繰り返し見ています。一般にもそれなりに評判がよいらしく、NHKBSプレミアムで昨日(3月8日)再放送されたはずである。




ドラマのイントロ部分(テレビ画面より撮影)。

2014年3月3日月曜日

M82の超新星のその後(3月2日)


超新星、しばらく見ないうちに暗くなってきたようです。黄色っぽく見えるのは気のせいでしょうか。

撮影条件:SE250N 25cm 反射赤道儀(f=120cm, EQ6Pro)直接焦点。キャノンEOS kiss x 5 ボディー, ISO3200、8秒。2014年3月2日22時00分。

2014年3月1日土曜日

イオの木星面通過と投影(2月25日)


木星面上の衛星は判別が困難ですが端にくると木星と明るさに差があり見分けがつきます。
SE250N (EQ6Pro) 25cm反射赤道儀、5 x バーローレンズ(テレビュー)、キャノン EOS kiss x 5、ISO1600、露出1/40秒、60秒間の動画をRegistax 6で処理。自宅庭にて。