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2018年12月25日火曜日

ぎょしゃ座を行くウィルタネン彗星(12月25日)

 46Pウィルタネン彗星を自宅の庭で固定撮影してみました。この2,3日でカペラの近くを通り、ぎょしゃ座を抜けようとしています。46P彗星の名所めぐりもほぼ終了です。ぎょしゃ座には有名な散開星団が3つ、M36, M37とM38があり、画像中に示してあります。まが玉星雲などの淡い星雲は写っていません。
サムヤン85mm 望遠レンズ(F1.4), F2.8で使用。 キャノンEOS6D(Seo-SP), ISO800, 露出10秒。三脚固定撮影。2018年12月25日21時11分~13分。DSS5枚コンポジット。自宅にて。

2018年12月23日日曜日

ふたご座流星群(12月13日~15日)

 ふたご座流星群は安定して出現するということなので家の庭から固定撮影で流星撮影に取り組みました。カメラは固定で2台。1)EOS6D(HKIR)+サムヤン18mm広角レンズ(F1.4をF2.8に絞って。)、ISO800、インターバル1秒、撮影時間10秒でインターバル撮影とし、東から天頂までをカバー、2)EOS6D(Seo-SP) + タムロン28-300mmズーム(F4, 28mmで使用)、ISO800、インターバル1秒、撮影時間20秒でインターバル撮影として北極星を含む北側から天頂までをカバー。
 結果、12月13から14日にかけての延べ11時間(カメラ2台の総計)で計20個、14から15日にかけては延べ13時間(2カメラ総計)で31個を撮影できました。特別に明るい流星は写っていませんでしたが、約半数は1等級クラス以上という印象です。
 下に掲載した画像は、かに座のプレセぺ星団(中央下)の周辺領域で飛んだ流星3個(①~③)をコンポジットしたもので、白いのは雲です。ふたご座流星群は放射点がα星カストルの近くにありますが、流星の経路からいずれもふたご座流星群と判断されます。今回、複数の画像を1枚に統合しようと試みたところ、固定撮影画像よりガイド撮影画像の方が有利であることがわかりました。今後はガイド撮影で行いたいと思います。
2018年12月14日1時42分から2時37分の間に撮影できた流星の画像をDSSコンポジットしたもの。
 

ウイルタネン彗星がカペラに接近(12月22日)

12月22日、ウイルタネン彗星がカペラに接近中です。最接近は23日ですが悪天が予想されています。そこでとにかく記念画像を残そうと、満月直前の明るい月が輝く中、自宅での撮影を試みました。画像は、左下の明るい星がカペラ、右上にウイルタネン彗星です。画面の右外に月がいるため強いカブリがあります。
サムヤン85mm (ASP-Cで125mm), F4, +UHCフィルター, EOS60D, ISO800, 露出30秒。EQ3赤道儀に搭載。2018年12月22日20時38分~21時15分。45枚の画像をDSSコンポジット。自宅にて。

2018年12月17日月曜日

おうし座を行くウィルタネン彗星(12月15日)

ウィルタネン彗星は12月15日にはすばる星団に接近中ですが、このあと、すばるとヒアデス星団の間を通り、カリフォルニア星雲をかすめてぎょしゃ座に向かいます。このあたりは赤い星雲が散在する名所で、12月21日、22日にはまが玉星雲に最も近づき、23日にはぎょしゃ座α星のカペラに1°まで接近するなど、今年いっぱいは見どころがあります。
サムヤン24㎜広角レンズ(F1.4をF4.0に絞る)を装着したキャノンEOS6D (Seo-SP)をケンコースカイメモSに搭載。ISO1600, 露出30秒で2018年12月16日0時19分から28分まで撮影。画像をDeepSkyStackerで10枚コンポジット。Photoshop CC, ステライメージ8などで画像処理。うすずみ温泉にて。


ウィルタネン彗星/46P とすばる星団(M45)の接近(12月15日)

12月15日のウィルタネン彗星とすばる(プレアデス) 星団です。ウイルタネン彗星は地球に最接近中で、非常に大きく、明るくなっています。肉眼でそれと認めれるほどではありませんが、3等台、250㎜の望遠鏡では35mmフルサイズカメラの視野いっぱいです。非常に迫力がありますが、やはりテイル (尾) は見えておらず奇異な印象があります。
タカハシFS60CB屈折, キャノンEOS6D (HKIR), セレストロンAVX赤道儀, ISO3200, 露出1分。2018年12月15日22時06分~17分。DSS10枚コンポジット。うすずみ温泉四季菜館駐車場にて。

サムヤン85㎜望遠レンズ (APS-Cで125㎜) を装着したキャノンEOS60D(APS-C), UHC フィルター, ISO3200, 露出3分。2018年12月15日22時45分~58分。DSS 5枚コンポジット。うすずみ温泉にて。

2018年12月13日木曜日

ふたご座流星群(12月10日)

ふたご座流星群は12月14日を極大としていますが極大日の前からある程度の出現が認められます。その経路から同流星群と思われる流星が12月10日のオリオン座の画像に写り込んでいました。他の星座も含めて1分露出で計80枚ほど撮影しましたが流星を認めたのはこの1枚だけでした。これに励まされた形ですが、天候が良ければ今夜から撮影を開始したいと思います。
キャノンEOS kiss x7i, サムヤン24㎜広角レンズ (実際は36㎜), F2.8, ISO1600, 露出60秒。
2018年12月10日23時42分。うすずみ温泉にて。 

2018年12月12日水曜日

スイフト・ゲーレルズ彗星(12月10日)

このスイフト・ゲーレルズ彗星はウイルタネン彗星に比べるとずっと暗い(9等台)のですが、中天にあって真夜中でも見えるのでウイルタネン彗星のついでに撮影してしまう傾向があります。今回もその線での撮影です。ウイルタネン彗星に付き合ってか暗いからか、この彗星も尾が見えません。
上:サムヤン85mm, F1.4レンズ (F2.8で使用)をキャノンEOS60D (HKIR)に装着(実際の焦点距離は125mm)、UHCフィルター。ISO3200, 露出2、raw画像を10DSSコンポジット
下:タカハシFS60CB屈折(reducerシステム使用で250mm)にEOS6D (Seo-SP4)ボディーを装着。ISO3200, 露出2分。
 いずれもSky Watcher EQ3赤道儀に搭載しノータッチガイド矢印の先が彗星。

尾が見えてこないウイルタネン彗星(12月10日)

ウイルタネン彗星の近日点通過が3日後に迫りましたが、いまだに尾らしきものが見えてきません。4等星を割り込むほどに明るくなっています。動きが速いので彗星基準でコンポジットし、彗星像をシャープにしても尾は見えていません。気長に待ちたいと思います。
タタカハシFS-60CB (reducerの使用で250mm)、キャノンEOS6D(HKIR)、ISO3200, 露出2。連続18枚をDSSコンポジット(彗星基準)。201812月1023時00分から撮影開始うすずみ温泉四季菜館駐車場にて

2018年12月8日土曜日

46P/ウイルタネン彗星(12月5日)

 いよいよウイルタネン彗星が明るくなってきました。12月13日に近日点を通過し、地球に接近するとさらに明るくなり、最終的には4等から3等台にまで明るくなると予想されています。以下、異なる光学系でとらえた12月5日のウイルタネン彗星です。こちらも尾は全く見えていません。
上:590㎜、中:250㎜、下:36㎜








2018年12月7日金曜日

さんかく座を行くスイフト・ゲーレルズ彗星(64P)-その3-(12月5日)

スイフト・ゲーレルズ彗星を590㎜でとらえた画像です。広がりのあるコマが実感できますが尾は見えないようです。
タカハシFC100DL屈折(D100㎜、reduserでFL590㎜)、キャノンEOS6D(Seo-SP4)、ISO5000, 露出1分。30枚をDSSコンポジット。2018年12月5日18時50分~19時30分。

さんかく座を行くスイフト・ゲーレルズ彗星(64P)-その2-(12月5日)

引き続きスイフト・ゲーレルズ彗星(64P)を250mmでとらえた画像です。M33は無理でしたがNGC725散開星団を画面左上に組入れてみました。前回の125mmに比べ、彗星は明るく明瞭に写っています(画面中央よりやや右下)が尾はやはり見えないようです。
タカハシFS-60CB (reducerの使用で250mm)、キャノンEOS6D(HKIR)、ISO3200, 露出1分。7枚をDSSコンポジット。2018年12月5日21時17分から26分。うすずみ温泉四季菜館駐車場にて。

2018年12月6日木曜日

さんかく座を行くスイフト・ゲーレルズ彗星(64P)(12月5日)

 スイフト・ゲーレルズ彗星(64P)を125㎜相当の望遠レンズでとらえた画像です。すでにアンドロメダ銀河近くを移動中の同彗星11月2日の本ブログで紹介していますが、動きは遅く、画像でわかるように今でもさんかく座のM33渦巻星雲の近くにいますM33の反対側には散開星団NGC752があってにぎやかな様相を呈しています
 サムヤン85mm, F1.4レンズ (F2.8で使用)をキャノンEOS60D (HKIR)に装着(実際の焦点距離は125mm)、Sky Watcher EQ3赤道儀に搭載しノータッチガイドを行った。UHCフィルター。ISO3200, 露出2分、raw画像を5枚DSSコンポジット。



コーカサス山脈とアルプス山脈の交わる付近(7月20日)(天文ガイド1月号読者の天体写真「一般の部」入選)

説明とアピールアルプス山脈とコーカサス山脈が交わる領域は月面で最も美しい場所のひとつです両山脈の山並みの対比や半埋没の古いカッシーニと高い周壁をもつ比較的新しいアリスティルスとの対比など個性を競い合っている場所のように思えます

この作品に対する寸評プリンターのギャップ調整不良の跡があると指摘されましたこれは調整不良というよりプリンターの性能の問題であることに気付き、高性能なプリンターを購入することにしましたキャノンPIXUS Pro10S)。以後プリント画質の向上が期待されます
英国オライオン社VX300-S (D=30cm, f=120cm, F4) ニュートン式反射 (テレビュー社パラコアタイプを装着ASI 174MMカメラ(ZWO)+テレビュー社パワーメイト(5x)15秒間の動画を撮影。AutoStakkert!3でスタック、RegiStax6でウエーブレット処理しステライメージ 8、Photoshop CCで画像調整2018720195自宅にて