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2020年11月27日金曜日

アンドロメダ銀河をかすめた二つの流星?(11月13日)

星雲や星団を撮影中に視野内に流星が飛び込んでくることは、せいぜい年に1回あるかないか、でしょうか。さらに、視野内だけでなく天体と重なる流星を撮影できるのはきわめてまれでしょう。ですから、一番の問題は人工衛星との鑑別になります。本当に流星かどうかです。
 今回、しらびそ高原でのアンドロメダ銀河(M31)の撮影中にM31をかすめる「流星」を2個、検出しました。インターバル10秒、2分間露出で撮影した10枚の3枚目と7枚目の画像に写っていました。いずれの軌跡も前後の画像(10秒後から2分間と10秒前から2分間)に全く痕跡はありませんでした。私のこれまでの経験から基本的に人工衛星なら連続する画像に軌跡が写るはずです。実際そのような例がこのケースに含まれていました。画面右端に見えている暗い軌跡は、前後の画像にも連続的な軌跡があり(掲載せず)人工衛星の類と思われます。
 もし今回の軌跡が本当に流星ならとてもラッキーな経験でした。
撮影条件:FS60CB屈折(D60mm, FL250mm)をEQ-3赤道儀でノータッチガイド。1:(右上がりの流星)2020年11月23時45分から47分、2)(右下がりの流星) 23時53分~55分。EOS6D (Seo-SP)。しらびそ高原にて。

2020年11月26日木曜日

ハート星雲の中心部 (IC1805)(11月14日)

魚頭星雲(NGC/IC1795)部分をトリミングしたハート星雲(IC1805)です。中心部には散開星団メロッテ15があり、その周辺を明るい散光星雲が取り囲んでいます。この中心部あたりは星が生まる活発な領域です。Hα星雲は思った以上に濃淡差があり、暗黒星雲が入り乱れた複雑な構造であることがわかります。Avx赤道儀(PHD2ガイド)/EOS6D (Seo-SP)(QBPフィルター)/FC100DL屈折/ISO12800, 露出3分。20枚スタッキング。2020年11月14日00時49分~01時55分。
  

2020年11月25日水曜日

おうし座のレムナント(Sh2-240)(11月14日)

おうし座にあるレムナント(Sh2-240, 超新星の残骸)の撮影を試みました。淡くて難しい対象ですが、しらびそ高原の澄み切った空とHα線用のフィルターの効果で、繊維性の赤い星雲を撮影することができました。2万年前の超新星爆発の残骸、おうし座内にありながら、ぎょしゃ座の五角形に隣接しています。画面の左下に見える散開星団はぎょしゃ是のM37です。EQ3赤道儀/ FS60CB (D6cm、255㎜)/ EOS6D (HKIR), QBPフィルター、ISO12800, 120秒x10。2020年11月14日01時48分~02時10分。しらびそ高原(標高2000m)にて。


2020年11月23日月曜日

はくちょう座網状星雲(NGC6992)(11月13日)

 しらびそ高原で撮影した画像が続きます。うすずみ温泉で8月23日に撮影した網状星雲をすでに掲載しています。しらびそ高原の空の質の高さでしょうか、同じ光学系での撮影ですが、解像度は比較すべくもありません。繊細な青と赤の線維性構造が絡む様子がうかがえます。セレステロン Avx 赤道儀, PHDガイド/EOS6D (Seo-SP), ISO12800, 120秒(x20 stacking )2020年11月13日22時21分~02時10分/しらびそ高原にて。


2020年11月21日土曜日

北アメリカ星雲(NGC7000)メキシコ湾岸あたり(11月13日)

2年ぶりのしらびそ高原遠征で良い条件に恵まれました。北アメリカ星雲のなかでもメキシコ湾に相当する部分を拡大してみました。このあたりは暗黒星雲や壁構造が入り混じっていて、星雲全体でも特に複雑な構造をしています。セレステロンAVX赤道儀/タカハシFC100DL屈折 (D100mm, FL580mm)/キャノンEOS6D (SEO-SP), ISO12800, 露出2分。ステライメージ8で7フレームスタッキング。2020年11月13日19時55分。しらびそ高原にて。


 

2020年11月17日火曜日

しらびそ高原のカノープス(11月14日)

しらびそ高原(北緯35度26分17秒、東経138度01分50秒)でのカノープス(赤緯-52度42分、赤経6時24分)です。おおいぬ座シリウスとの定番の構図です、生まれて初めての南極老人星との出会いでした。理論的な南中高度は1度40分ですが、多少浮き上がりがあるのでしょうか、それより高く感じます。加えて、南側の低い山並みが幸いしているようです。
キャノンEOS kiss x7i (SEO-SP4), Samyang 24mm, F1.4 (F4にて撮影), 露出60秒、ケンコーPRO SOFTON-A フィルター, 2020年11月14日03時05分。長野県飯田市上村、しらびそ高原にて。
 

2020年11月12日木曜日

モネの池(11月11日)

 地元では有名な、通称「モネの池」に行ってきました。モネの名画をほうふつとさせるだけでなく、折しも紅葉の真っ盛りで、池の水に映る赤いモミジがいっそう美しさを引き立てていました。

関市板取の根道神社境内にあるこの池は、非常に透明度が高く、スイレン とともに鯉が泳ぐ様は、フランスの画家クロード・モネが描いた名画、「睡蓮」に似て いることから、「モネの池」と呼ばれ、地元のの人気スポットとなっています。

https://sekikanko.jp/modules/content/index.php?lid=174

通称「モネの池」
池のある根道(ねみち)神社











専用駐車場(無料)や、お土産を売る売店もありました。

2020年11月7日土曜日

白川郷の錦秋(11月5日)

白川郷は紅葉の盛り、美しい山並みが青空に映えています。2010年11月5日、15時28分頃。スマホ自動撮影。以下同じ。


 

ひるがの高原の朝月(11月5日)

ひるがの高原大日岳(標高1709m)の朝の空に浮かぶ月(月齢19.2)です。東海・北陸自動車道ひるがの高原SAからの眺めです。2010年11月5日9時5分頃。スマホ自動撮影。