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2020年4月28日火曜日

月齢2.3(4月25日)

25日夕方の月はおうし座にあって、日没時の高度が40度、地球照も美しく、見事なながめでした。清少納言が枕草子に「春はあけぼの。」が好きと書いていますが、私は、「春は夕暮れ。」と言いたいです。月齢2.3は、このブログに掲載された最も若い月です。撮影情報:Orion 30cm 反射赤道儀、Zwo ASI183 Cmos カメラ、1000フレーム(90秒)動画撮影。スタッキング、ウエブレット処理。2014年4月25日18時41分。

2020年4月27日月曜日

M81とM82(4月25日)

M81とM82
夜半になると夏の天の川が昇り春の主役の銀河星雲は西に傾きます。大急ぎでこれら銀河に望遠鏡を向けました。まずおおぐま座のM81とM82です。いずれも渦巻銀河で、M81の見どころは2本の渦巻と内部の赤い散光星雲、M82は中央部から噴き出す赤いジェット気流です。拡大して見ていただくとわかりますが、40枚(ISO6400, 露出90秒; 総露出60分)の画像スタッキングによってこれらの特徴を引き出すことができました。タカハシFC100DL (D100mm, FL590mm), キャノンEOS6D (ISO6400, 露出60秒 x40), セレステロンAVX赤道儀、2020年4月25日21時37分~22時44分。


2020年4月26日日曜日

アトラス彗星(C2019/Y4)とパンスターズ彗星(C2017/T2)(4月25日)

アトラス彗星: 核が分裂し期待通りの明るさにはなりませんでしたが、核が南北に細長くなり尾らしきものも見え始めました。FC100DL (D100mm, FL590mm), EOS6D (Seo-SP4), ISO6400, 60sec. 12枚コンポ。2020年4月25日20時46分~21時04分。
パンスターズ彗星: 東西方向に淡い尾が伸びています。前方にも淡い尾がありそうな気配ですが確認はできません。撮影条件同じ。11枚コンポ。2020年4月25日21時17分~21時31分。

2020年4月17日金曜日

アトラス彗星(C/2019/Y4)とパンスターズ彗星(C/2017/T2)(4月14日)


アトラス彗星 FC100DL (D100mm, FL590mm), EOD6D, ISO12800, 60sec. 2020年4月14日23時20分~31分 (x10)

パンスターズ彗星 撮影機材、条件は上に同じ。23時22時33分~44分(x10)

4月14日は快晴になりうすずみ温泉に出かけました。月のいない夜半前にアトラス彗星(C/2019/Y4)とパンスターズ彗星(C/2017/X2)に望遠鏡を向けました。いずれも周極星の領域にあって撮影には絶好でした。アトラス彗星は3月に入って急速に増光したため5等台に明るくなると予想されていましたが8等台止まりでした。パンスターズ彗星もほぼ同等の明るさです。アトラス彗星には短い尾があります。


2020年4月9日木曜日

アトラス彗星(C/2019/Y4)(4月7日)

アトラス彗星が明るくなる可能性があるとのことで、満月一日前の悪条件ながら、うすずみ温泉に出かけました。スーパームーンと重なったこともあり満月が予想以上に”ぎらぎら”と夜空を照らしていて、QBPフィルターでも防ぎ切れず、露出を長くできない状態です。薄雲も出てきてさらに条件を悪化させました。そんな中、FS60CB, f250mm, F4.4の屈折/EOS6D, ISO800, 60秒露出, の条件で撮影した50枚の画像をスタックしました。彗星は思った以上に暗く、特定するのが困難なほどでした。中央に淡く、緑色の彗星が見えます。縦に細長く見えるのは露出中(55分間)の彗星の移動によるものです。撮影:2020年4月7日20時18分から21時13分。