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2023年8月27日日曜日

木星(8月26日)

8月26日早朝は好シーイングに恵まれ木星が素晴らしい姿を見せてくれました。これまで私が撮影した木星画像の中では最高の部類に属します。しかし深夜の気流が今一つで、大赤斑の木星を撮り逃がしたことが残念です。撮影Sky-Watcher DOB16(40cm FL180cm, F4.5)/ 同EQ8-Pro赤道儀 / バローレンズ 5x 拡大、Zwo ASI290MC/3000コマ。2023年8月26日05時14分。自宅にて。
 

2023年8月26日土曜日

「衝」前日の土星(8月26日)

8月27日、地球を中心に土星が太陽と180°の位置に来る「衝」となります。土星は地球から遠いので、土星と地球の距離の変化は年間を通して小さいのですが、その中でも「衝」のころは最も地球に近づきます。昨夜はちょうどそのタイミングで待ち望んでいた40㎝反射による土星の初観望が実現しました。一見して輪が細くなっていることがわかります。今回は、好シーイングと40㎝の解像力のどちらが良好な画像につながったのかわかりませんが今後が楽しみです。撮影条件:Sky-Watcher DOB16(40cm FL180cm, F4.5)/ 同EQ8-Pro赤道儀 / バローレンズ 5x 拡大、Zwo ASI290MC/3000コマ。2023年8月26日00時28分。自宅にて。
 

2023年8月15日火曜日

はくちょう座網状星雲(NGC6962 東側)

 
東側の網状星雲(NGC6962)は網状星雲全体の中で最も濃い部分です。赤と青の繊維状星雲が入り混じった見事な形をしています。写りっぷりもよいことから人気は高いです。撮影条件2023年8月10日20時56-21時05分、Sky-Watcher DOB16 (D40cm, FL180cm, F4.5, コマコレクター使用), QBPフィルター, EOS6D ISO6400, 露出20秒, 21枚コンポ, 自宅にて。


はくちょう座網状星雲(NGC6960 西側)(8月10日)

 
はくちょう座網状星雲の西側部分です。繊細な糸状の構造に加え、はくちょう座52番星と重なっていて構図的にかっこいいので、どうしても撮りたくなる天体の一つだと思います。とりあえず40cmで撮ってみただけの画像ですので今後、条件を整えて画質の改善を図りたいと思っています。撮影条件2023年8月10日20時40-53分、Sky-Watcher DOB16 (D40cm, FL180cm, F4.5, コマコレクター使用), QBPフィルター, EOS6D ISO6400, 露出20秒, 21枚コンポ, 自宅にて。


2023年8月14日月曜日

はくちょう座まゆ星雲(IC5146)

 
はくちょう座のまゆ星雲(IC5146)は、赤いHα輝線と白っぽい反射星雲が混じった美しい星雲です。わずか10分足らずの露出でしたがうっすらと反射星雲が写っていて、40㎝の口径を感じさせる1枚でした。もっと広視野での撮影だと星雲を取り囲んで天の川の岸から中に入り込む暗黒帯が浮かび上がり、絶景です。撮影条件:2023年8月10日21時13-26分、Sky-Watcher DOB16 (D40cm, FL180cm, F4.5, コマコレクター使用), QBPフィルター, EOS6D ISO6400, 露出20秒, 25枚コンポ。

2023年8月13日日曜日

わし星雲(M16)(8月10日)

 
天の川のなかにオメガ星雲と並んで輝くのはわし星雲(M16)です。羽を広げたわしのイメージです。QBPフィルターの使用により光害の影響が小さくなっています。撮影:2023年8月10日22時11-18分、Sky-Watcher DOB16 (D40cm, FL180cm, F4.5, コマコレクター使用), QBPフィルター, EOS6D ISO6400, 露出20秒, 13枚コンポ。

台風に備えて(8月13日)

 
8月14日から15日に強い台風7号が東海から近畿地方に上陸するとの予報を受け、新しく建てた観測小屋の補強を行いました。これまで先延ばしにしていた、スライディングルーフのレールの柱を束石で固定(中央)、スライディングルーフと壁を固定する金具の取り付け(右)、などを行いました。これで多少強風が吹いても大丈夫かと思います。

2023年8月12日土曜日

オメガ星雲(M17) (8月10日)


オメガ星雲はいて座にある大きな散光星雲で、その形がギリシャ文字のオメガに似ているということで、こうよばれます。他にも白鳥星雲とも呼ばれることがあります。オメガ星雲は明るくて写りの良い星雲ですが、周辺の薄い微細な星雲に興味があります。使用したQBPフィルターは、天体の発する主な4輝線、Hα, Hβ, OIII, SII付近の波長を透過させ、以外の波長光をカットすることができます。自宅のある岐阜市でも光害は避けられませんが、このフィルターを使うと影響を小さくできます。さらにナロウバンド撮影での展開を考えています。撮影:2023年8月10日22時01-06分、SkyWatcher DOB16 (D40cm, FL180cm, コマコレクター), QBPフィルター, EOS6D ISO6400, 露出20秒, 10枚コンポ。

2023年8月7日月曜日

夏の夕月(月齢11.7、7月29日)


       

  7月29日は、12日目の月がさそり座といて座の間へびつかい座で光を放っていました。まさに夏の天の川の真ん中です。当然その方位、高度は南中時でも22-224度と低く、通常なら悪気流で撮影対象外となるのですが、梅雨明け後の猛暑のおかげかシーイング良好でした。画像は15枚モザイクで合成した月です。秤動で月面の北側がこちらに傾いているのがわかります。撮影:Sky-Watcher DOB16反射望遠鏡(D40cm, FL180cm, F4.5)/Sky-Watche EQ8RPro反射赤道儀/ZWO ASI174MM CMOSカメラ/15 x モザイク。2023年7月29日21時34分~43分, 岐阜市内自宅にて。

2023年8月1日火曜日

こと座環状星雲M57 (再)(7月27日)

   2回目のこと座環状星雲M57 (NGC6720)です。今回は、撮影枚数を増やし(80枚うち30枚使用)したことと、RegiStaxでウエーブレット処理を行ったことです。ほんの軽い処理にとどめましたが、それでも前回に比べると、星雲の微細構造が見やすくなっているようです。
器材Sky-Watcher DOB16 反射望遠鏡D40cm, FL180cm/Sky-Watcher EQ8-R赤道儀/ZWO ASI 183MC CMOSカメラ(カラー、非冷却)。撮影2023年7月27日20時19分〜27露出20秒 x 30コンポジットステライメージ 9, Photoshop CCで画像処理。自宅にて撮影。