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2022年12月24日土曜日

ケフェウス座IC1396星雲(星を消すとみえるもの)(12月24日)

 
ケフェウス座の大きな星雲IC1396は、多くの暗黒星雲が入り混じり、「象の鼻」など興味深い複雑な構造を見せています(左)。「StarNet++」で星を削除すると星雲の姿がよりわかりやすくなっているようです(右)。撮影条件:タカハシ FS60CB (D60mm, FL250mm), キャノン EOS6D ISO6400, 露出3分, QBPフィルター、スカイウオッチャーEQ3赤道儀ノータッチガイド、ステライメージ9で10枚をスタックした画像(左)。「StarNet++」処理した画像(右)。2022年10月26日21時52分~22時27分。うすずみ温泉にて

2022年12月23日金曜日

星のないエンゼルフィッシュ星雲(12月23日)

 
12月13日に掲載したエンゼルフィッシュ星雲でも星を消す画像処理「StarNet++」を行ってみました。星雲の構造の詳細がわかります。撮影条件:タカハシ FS60CB (D60mm, FL250mm), キャノン EOS6D ISO6400, 露出3分, QBPフィルター、スカイウオッチャーEQ3赤道儀ノータッチガイド、ステライメージ9で6枚をスタックした画像(左)。「StarNet++」処理した画像(右)。2022年10月27日0時45分~58分。うすずみ温泉にて

星を除いたアンドロメダ大星雲(M31, 12月23日)

 
星が邪魔で星雲が見ずらい。そこで、星を小さくしたり減光したり、星雲を強調する画像処理がいくつか知られています。その一つ「StarNet++」という星の除去ソフトでM31を処理してみました。左は通常の画像、右は処理画像です。見事に星が除去されることがわかります。星雲の渦に沿って分布する赤い星雲が見やすくなっています。撮影条件:タカハシFC100-DL (D100mm, FL580mm)/キャノンEOS6D ISO6400, 露出2分秒x22コマ/2022年10月26日20時40~21時46分/うすずみ温泉四季菜館駐車場にて。この画像は10月28日付の本ブログでも公開しています。これを「StarNet++」処理した画像を右側に示します。



2022年12月18日日曜日

はくちょう座網状星雲(10月20日)

 
10月に撮影した網状星雲です。円弧状に広がるいくつかの星雲から成っており、明るい東側(右側)はNGC6992-5, 西側がNGC6960と命名されています。天の川の近くに位置していて微光星が多いため星雲の形がつかみにくい感があり、そこで今回はPhotoshopの「明るさの最小値」機能を利用して、不自然にならない程度に星を減光してみました。星雲がかなり引き立っています。撮影条件:タカハシ FS60CB (D60mm, FL250mm), キャノン EOS6D ISO6400, 露出2分, QBPフィルター、スカイウオッチャーEQ3赤道儀ノータッチガイド、ステライメージ9で10枚をコンポジット。2022年10月20日20時32分~54分。うすずみ温泉にて

2022年12月13日火曜日

エンゼルフィッシュ星雲(10月27日)

オリオン座α星 ベテルギュースとγ星 ベラトリックスにはさまれた位置に6度の広がりをもつ大きな星雲があります。みかけがエンゼルフィッシュに似ているところからの命名です。右横の小さな散光星雲はヴァン・デン・バーグのカタログの「vdB38」、右下の輝星はベラトリックス。撮影条件:タカハシ FS60CB (D60mm, FL250mm), キャノン EOS6D ISO6400, 露出3分, QBPフィルター、スカイウオッチャーEQ3赤道儀ノータッチガイド、ステライメージ9で6枚をスタック。2022年10月27日0時45分~58分。うすずみ温泉にて

北アメリカ星雲とペリカン星雲(10月26日)

 
 北アメリカ星雲(NGC7000)とペリカン星雲(IC5067~5070)は、はくちょう座の星雲ですが経度が高いため、一年のうちかなりの期間、見ることができます。アンドロメダ銀河が天頂付近みえる秋たけなわの頃の撮影です。少しトリミングして拡大していますが大きな星雲なので画質は良好のようです。撮影条件:タカハシFS60CB (D60mm, FL250mm), キャノンEOS6D ISO6400, 露出3分, QBPフィルター、スカイウオッチャーEQ3赤道儀ノータッチガイド、ステライメージ9で10枚をスタック。2022年10月26日20時57分~21時25分。うすずみ温泉にて