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2019年1月30日水曜日

オリオン座中心部(1月29日)

久しぶりに満天の星空となった29日うすずみ温泉に遠征しました。いつものように関谷さんとご一緒させて頂きました。南の光害を避けてオリオン座がやや西に傾く頃オリオン座中心部を撮影しました。透明度も良くバーナードループがよく写りました。しかしM42はシロトビしており露出短縮画像を混ぜて画像処理する必要がありそうです。
サムヤン85mm望遠、EOS60D (APS-C, Seo-SP4), ISO3200, 露出2分。35枚をDSS コンポジット。2019年1月29日21時33分~22時54分。

2019年1月18日金曜日

アンドロメダ銀河(12月10日)

秋の夜空の定番と言えばこのアンドロメダ銀河です。圧倒的な迫力で「宇宙」へ誘ってくれる存在です。この画像は昨年末にスイフト・ゲーレルズ彗星が間近を通過した際、銀河単独で撮影したものです。透明度がよかったことに加え、Nik Collection/Color Efex Pro 4による処理を行うことによって腕の構造や、端の淡い領域も表現できました。なお彗星はこの画面には写っていません。
タカハシFC100DL屈折望遠鏡(reducer使用でf=590mm) の直接焦点撮影。セレステロンAVX赤道儀。キャノンEOS6D (Seo-SP), ISO3200, 露出2.5分。2018年12月10日19時46分~20時54分。22枚のRaw画像をDSSコンポジット。

2019年1月13日日曜日

冬の星座と天の川(12月10-11日)

 引き続き12月に撮影した天の川周辺の冬の星座です。広角レンズ(24mm/F2.8)で広範囲をカバーしていますので星座はわかりにくくなっていますが、天の川の暗黒星雲や分子雲は強調されているようです。

1) おうし座、オリオン座、いっかくじゅう座
サムヤン広角レンズ (24mm/F1.4, F2.8で使用)・EOS6D (Seo-SP) ISO1600, 露出1分。20枚をDSSコンポジット。2018年12月11日0時00分~26分。

2) ふたご座、オリオン座                  
機材、撮影条件は上に同じ。画像20枚をDSSコンポジット。2018年12月11日0時43分~1時10分。

3) アンドロメダ銀河、カリフォルニア星雲とすばる星団
機材、撮影条件は上に同じ。画像20枚をDSSコンポジット。2018年12月10日22時21分~47分。



2019年1月11日金曜日

秋から冬の天の川に浸る赤い星雲(12月11日)

秋から冬の天の川に浸る赤い星雲です。ウイルタネン彗星撮影の合間に撮ったものです。撮影に用いたサムヤンの85mm/F1.4 望遠レンズはフルサイズ用ですが、今回はAPS-Cカメラにつけて用いたので、みかけの焦点距離は元の1.5倍換算になります。天文ガイド2月号の記事ではこのレンズをフルサイズカメラで使うのは問題があると指摘されていましたが、APS-Cカメラを用いたので特に不都合は感じませんでした。今後もこの使い方がよさそうです。

1)モンキーフェース星雲(NGC2174, オリオン座)、クラゲ星雲(IC443, ふたご座)
サムヤン85mm 望遠レンズ / EOS60D (HKIR)ASP-Cカメラ (実際の焦点距離は125mm, F4), UHCフィルター、ISO3200, 露出2分。撮影時間は、2018年12月11日3h 34m~4h 10m。画像14枚をDSSコンポジット。


 2)勾玉(まがたま)星雲(IC405, ぎょしゃ座)とその近くのIC410星雲(ぎょしゃ座)
 上の画像と同じ機材、方法で撮影。2018年12月11日3h 08m~27m。画像9枚をDSSコンポジット。

3)ハート星雲(IC1805)と ソウル星雲 (IC1848)((カシオペア座)

 、機材、条件は上に同じ。撮影時刻2018年12月 11日 0時23-44分。10枚DSSコンポ。

3)カリフォルニア星雲(NGC1499, ペルセウス座)

                                 機材、条件は上に同じ。撮影時刻2018年12月 10日 11時45-11日0時13分。12枚DSSコンポ。




2019年1月6日日曜日

湿りの海(8月6日)(星ナビ2月号、星ナビギャラリーに入選)

【本人の説明とアピール】 湿りの海は、内部に小クレーターとリンクルリッジがちりばめられ、外周には幾筋もの峡谷が走っているほか、北岸には複雑な内部構造を持つガッサンディが、南岸にはいくつかの埋没クレーターが分布するなど、多彩な地形から構成されている。
【星ナビの寸評】4フレームモザイクによってすばらしい解像を示しています。しかし湿りの海をテーマにするのならば左側が窮屈です。右側の同心円状の谷も余裕がなくもっと撮影範囲を広くしたいところです。
 *構図の改善をアドバイスされました。心に留めたいと思います。
      
英国オライオン社VX300-S (D=30 cm, f=120 cm, F4) ニュートン式反射(テレビュー社パラコアタイプ2を装着), テレビュー社パワーメイト (5 x)で拡大, バーダー社 IR685パスフィルター,   Zow社 ASI 174MMカメラで15秒間の動画撮影 (785-1084フレーム)。AutoStakkert!3でスタック、RegiStax6でウエーブレット処理し、ステライメージ 8、Photoshop CCで画像調整。撮影日:2018年8月6日  1) 4時45分4秒、2) 4時58分38秒、3) 5時0分35秒、4) 5時1分17秒、の各時刻から15秒間の動画を撮影した。

4日連続のコペルニクス(8月3, 4, 5, 6日)(天文ガイド2月号読者の天体写真「一般の部」入選)

【本人の説明とアピール】 画像内の番号については「1」が8月6日撮影、以下さかのぼって「4」は8月3日の撮影です。コペルニクスは強い太陽光に照らされると光条を発するクレーターです。また周壁が高くてクレーター底に太陽光が差し込む時間が短いため底の構造が見づらいクレーターでもあります。日毎の連続画像を比較すると輝部やクレーターの内壁や底、二次クレーターの構造がわかりやすくなるように思われます。
【天文ガイド寸評】日付の異なる2枚を左右に並べると疑似的な立体視ができるステレオ写真にもなります。
 *立体視を試してみてください。細部が見やすくなるようです。
英国オライオン社VX300-S (D=30 cm, f=120 cm, F4) ニュートン式反射(テレビュー社パラコアタイプ2を装着), テレビュー社パワーメイト (5 x)で拡大, バーダー社 IR685パスフィルター,   Zow社 ASI 174MMカメラで15秒間の動画撮影 (785-1084フレーム)。AutoStakkert!3でスタック、RegiStax6でウエーブレット処理し、ステライメージ 8、Photoshop CCで画像調整。撮影日 1:  2018年8月6日4時53分、2:  同年8月5日3時53分、3: 同18年8月4日2時55分、4: 同年8月3日2時13分、それぞれ15秒間の動画撮影。

部分日食(1月6日)

2年10ヵ月ぶりに部分日食があり、岐阜では9時59分に最大食分(39.9%)となりました。画像はその3分後に撮影したものです。はじめは雲が多かったものの食が始まってからは好天となり終了まで無事に観察できました。黒点がほとんどなく少し寂しい感じです。
Solar filter (mfg by Rainbow Symphony) を装着したタカハシFS-60CB (D60, F=250mm, reducer)にキャノンEOS6Dを接続し、ISO100, 露出1/400 秒で撮影。2019年1月6日10時32分。