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2022年8月30日火曜日

土星と木星(8月28-29日)

 
 土星、木星が見ごろになってきました。特に木星はうお座の境界あたりにあって南中高度が55度を超えるようになり、好シーイングが増えました。土星の南中高度はまだ40度に満たず、条件はよくありません。画像は、8月28日~29日に撮影した木星と土星です。撮影時刻は画面内に記載してあります。Orion VX12 反射望遠鏡の5x拡大焦点、CMOSカメラはZWO社のABI 290MCを使用し、3000コマ/120秒で撮影しています。画像左側の木星表面にはイオの影が落ちています。右側の木星では大赤斑が見えています。

2022年8月20日土曜日

8月19日払暁の土星、木星、月(8月19日)

 
 8月18日の夕方から19日の朝まで多少の雲はあるものの、本当に久しぶりの晴れ間でした。月火水木金土のうち水を除く5個と海王星の計6個の月惑星が一晩で見れるということで、撮影に没頭しました。撮影したのは、土星、木星、月(上弦)、火星です。土星は筒内気流が安定する前だったのでカッシーニの空隙すら定まらずでしたが、木星と月はまずまずでした。木星は右下に大赤斑、月は南部の大クレータークラビウスの拡大です。

撮影条件 オライオンVX12反射望遠鏡(D30cm, FL120cm), ケンコーEQ6-Pro赤道儀、ZWO ASI CMOS カメラ290MCと178MM、土星:290MCカメラで3000コマ/120 secの動画、2022年8月19日00時37分、木星:290MCカメラで3000コマ/120sec の動画、04時13分、月:178MMカメラで500コマ/26sec の動画、03時37分。動画をスタック、ウエブレット処理、画像調整を行った。

2022年8月8日月曜日

オロンチウスとティコ(6月8日)


 オロンチウス(中央)はいくつかのクレーターが重なった多層構造をしています。月面でも最もクレーターの密度が高い領域です。気流がよく、拡大率を上げて撮影しました。各クレータ底にはミミズの這ったような細長い谷がたくさん見えています。

撮影条件:Orion VX12 反射(D300mm, FL1200mm, F4)赤道儀、ZWO178MMカメラ、動画撮影 500コマ/3秒、ZWO ASI 178MMカメラ。 2022年6月8日19時28分に動画撮影(500コマ/30秒)。