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2014年12月28日日曜日

オリオン大星雲とカシオペアNGC281 (淡墨桜の里にて12月27日)

 IR換装(SEO-SP4)カメラを購入し、初めて桜の里で使ってみた。赤い星雲は撮りがいのある対象です。オリオン大星雲とカシオペア座のNGC281を撮影しました。

 
うす雲に洗われるオリオン座
ソニーα55 (IR非換装)24mm (F4.5) ISO1600, 露出2分、4枚コンポジッと。21時09~17分。

  オリオン大星雲M 42
  1枚撮り。オートガイダーを使えなくて赤道義の自動ガイドのみで撮影したためガイドが乱れ、使えた画像はたったの1枚でした。IR非換装カメラに比べ赤い星雲の写りはよいようですが、背景全体の赤色を消す必要があります。キャノンEOS kiss x7i SEO-SP4にてISO1600、露出2分。21時03分。1枚撮り。

カシオペア座NGC281
  撮影条件は同じ。4枚コンポジット。撮影22時22~27分。250㎜望遠レンズを付けたIR非換装カメラでの撮影画像ではかすかに赤みが移る程度でした(下の画像)。

中央部にNGC281星雲。
250㎜望遠レンズ、EOS x kiss5にて。ISO1600、露出2分。撮影22時22分。




アンドロメダ大星雲 (淡墨桜の里にて12月27日)

アンドロメダ大星雲
 久しぶりに桜の里で撮影。部分的には薄い雲がかかった上に月齢5の月明りの中という悪条件のもとで250㎜と24㎜のカメラ(IR換装なし)で撮影。
 250㎜望遠レンズにて
 キャノンEOS kiss x5 (IR非換装)200mm (F5.6) ISO1600, 露出2分。20時48分。

24mm短焦点レンズにて
 アンドロメダ大星雲は中央部に小さく見えている。ソニーα55 (IR非換装)24mm (F4.5) ISO1600, 露出2分。20時48分。

2014年12月25日木曜日

ニューラブジョイ彗星(2014 Q2)(12月25日)

  またラブジョイ彗星が明るくなってきました。現在は5.6等。この名前の彗星は過去2回明るくなっていて、去年の今頃、アイソン彗星が消滅して落ち込んだファンを5等級くらいになって明るく慰めてくれました。今度のラブジョイ彗星もこのあと地球に接近し、4等級クラスになるとの予想があります。大犬座の足元をどんどん高度をあげてきているので、はじめて望遠鏡を向けてみてみました。
 望遠鏡の眼視でもにじんで見えてそれとわかります。彗星を視野の中央に入れようとしているうちに空が曇ってしまい、これがベスト画像です。右上方ににじんで見えるのが彗星です。オライオンVX12(30㎝、F4)直接焦点。キャノンEOS kiss x 5、ISO1600、露出10秒。2014年12月25日0時6分。

2014年12月21日日曜日

自宅で撮った冬の星座(おうし座、ぎょしゃ座)(12月16日)

自宅庭で撮った星野
透明度が高くて、画像処理をすれば庭からでもほどほどの星座写真が撮れます。ぎょしゃ座のM36, 37, 38も写っています。右上の白い部分は家の庇。キャノンEOS kiss x5 ズーム24 mm F4.5, ISO1600 露出25秒、4枚コンポジット、画像強調処理。

2014年12月20日土曜日

オリオン座を横切るちぎれ雲(12月16日)

 インターバル撮影したうちの1枚です。強い季節風が吹きすさぶ中、ちぎれ雲がオリオン座にかかっています。なかなかいい星景ですね。キャノンEOS kiss x5(IR換装なし)ズーム24mm F4.5にてISO1600、露出25秒。2014年12月16日22時39分。岐阜市内自宅にて。



IR換装カメラで撮ったオリオン大星雲(12月18日)

 三基光学館からIR換装カメラ(キャノンEOS kiss x7i  SEO-SP4)を購入しました。とりあえず自宅の庭から短焦点反射望遠鏡(sky watcher BKP 130 + コマコレクター)でオリオン座を狙ってみました。ISO1600、露出25秒(空が明るいためこれが限界です)。通常のカメラと写り方を比べると、M42は赤っぽく微細な構造が、また通常カメラでは映らない馬頭星雲が写りました(下、画像強調処理)。早く暗い空で使ってみたいものです。


M42オリオン大星雲 2014年12月18日21時4分

IC434 馬頭星雲 2014年12月18日 22時 06分

2014年12月8日月曜日

色彩を強調してみました。アンドロメダ大星雲(11月27日)


  11月27日撮影した画像を色彩強調してみました。中心周辺は黄色っぽいのに周辺部は青味を帯びています。注文していたIR換装カメラ、キャノンEOSkiss7i が今日届きました。早くアンドロメダ大星雲を撮ってみたいところです。

2014年12月7日日曜日

上弦の月(11月29日)

上弦の月が高くかかるようになり、南側の眺望の悪い自宅でも観望できるようになりました。気流はよくなかったけど、直接焦点の1枚撮り、その5x、10xの動画を撮りました。直接焦点はISO100、1/100秒にて1枚撮り。拡大像は10秒間の動画をRegistax6処理したもの。2014年11月29日17時06分。

皆既月食の青色帯(10月8日)


  1皆既日食には、皆既帯の縁に青色のゾーンがあるとの記事(星ナビ12月号p5)を見て、10月8日に撮影した画像を見直しました。確かに赤銅色の外側に青っぽい領域帯が見えています。なんでもこの青色は地球大気高層の光の屈折でできるとかで、「ブルーバンド」と呼ばれるとのこと。皆既月食は赤銅色だけでなく多彩ですね。2014年10月8日19時26分。EQ6赤道儀、オライオン30cm反射、キャノンEOS kiss x 5 ISO100、露出1秒。

2014年12月3日水曜日

寒空の月(12月2日)

満月前では最も美しい月

虹の入り江やコペルニクスの夜明け、南部の大クレータークラビウスなど、月の絶景が美しく見えています。VX12(30㎝、f=1200mm)にキャノンEOSkiss x5の直接焦点、ISO100、露出1/500秒。シャープネス処理。2014年、21時10分。




2014年11月28日金曜日

桜の里で天文同好者と巡り合う。‐またまたM31とM33 ‐ (11月27日)

さんかく座M33

アンドロメダ星雲M31

  短い周期で天気が変わり月もだんだん太ってくるので、今が最後のチャンスとばかり桜の里へ出かけました。オートガイダーを使って本格的にM31とM33を撮ろうと意気込んでいました。まずはオートガイダーなしで、それからありで撮影していたところ、予想外に早くバッテリー(セレストロンパワータンク)が上がってしまいました。空はよく晴れていて残念でしたがここで撤退となりました。したがって画像はオートガイダーなしで撮った4枚をコンポジットしたもの。トリミングなし。スカイウオッチャーBKP13 反射(13㎝、650㎜)+コマコレクター、キャノンEOS kiss x5、ISO3200, 90秒露出。

 27日の一番の収穫は、天文同好者に初めて巡り合ったことでした。撤退の準備をしていたら近くで観測されていたMSさんから声をかけていただきました。MSさんの機材はペンタックスの125㎜屈折をタカハシEM10赤道義にのせた本格的な装備で、私の安物機材とは大違いでした。すばる星団を撮影されている最中で、淡い星雲がはっきりと写っていました。これからはなにかと心強いです。これからもよろしくお願いします。

2014年11月24日月曜日

アンドロメダ大星雲(11月18日)

 

11月18日に桜の里で撮影したもの。19日の撮影画像より出来栄えがよいようなので掲載しました。撮影方法は19日と同じ。19日に比べて18日は雲が多く、ワンチャンスで撮影した連続画像のコンポジット。2014年11月18日20時10分。ISO3200で90秒露出の画像5枚。

2014年11月21日金曜日

晩秋の桜里公園にて -その1- (11月19日)

オリオン大星雲 M42

 オリオン座馬頭星雲

 カリフォルニア星雲


 アンドロメダ大星雲 M31

 すばる星団 M45

さんかく座 M33

 岐阜県本巣市根尾の淡墨桜の里公園にて。EQ3赤道義に載せたスカイウオッチャーBPK-13(13cm, f=650mm)にキャノンEOS kiss x5(IR換装なし)で直接焦点撮影。ISO3200、1分から2分間の露出で撮影した画像を3から4枚コンポジット。
 今回もオートガイダーは使わず、赤道義の自動運転のみでガイド。露出2分以内に短く設定したためガイドは良好。IR換装してないカメラでの撮影なので、馬頭星雲とカリフォルニア星雲は若干、色彩度を強化した。
 2014年11月19日21時50分(オリオン大星雲)、22時20分(馬頭星雲)、21時24分(カリフォルニア星雲)、20時37分(アンドロメダ星雲)、20時24分(すばる星団)、21時05分(M33)。

2014年11月12日水曜日

満月(11月7日)

満月
  前回の満月は皆既月食でした。早いものです。通常の満月は撮影意欲の出ないものの代表ですが、今回は少し味のある満月が撮れました。VX12反射望遠鏡の直接焦点(f=1200mm)。キャノンEOS kiss x5、ISO100、露出1/500秒。1枚撮り。2014年11月7日20時50分。

木星(11月8日)

 久しぶりの木星
   朝の薄明開始までに高く昇るようになり、久しぶりに落ち着いた良いシーイングの木星でした。OrionVX12に5xバーローレンズ、キャノンEOS kissx5による。2014年11月8日5時6分。

2014年11月2日日曜日

再び桜の里のディープスカイ(短焦点反射、10月29日)

 
 
アンドロメダ星雲M31、三角座M33星雲とすばる星団M45
  絶好の星空に恵まれ、EQ3GOTO赤道義の自動追尾下BKP130反射(口径13cm、f = 650mm)で有名3星雲・星団を狙いました。前回(24日)に比べると追尾精度が悪く、2分露出では少し星が流れます。しかしオートガイダーを使う予定はなかったので露出を90秒に短縮。次回はオートガイダーで追尾します。キャノンEOS kiss x 5、ISO6400、露出90秒。 アンドロメダ星雲(20時59分)、M33(21:26分)、M45(21時55分)。 3枚コンポジット。画像強調処理。M33はややトリミング。岐阜県本巣市根尾淡墨桜の里公園にて。

2014年11月1日土曜日

再び桜の里、北アメリカ星雲(200㎜望遠、10月29日)

 
 
星のきれいな夜
  朝、天気予報のおねえさんが「今夜は星がきれいでしょう。」と予報した通り、夜半までは素晴らしい星空でした。しかしクマの目撃情報を知らせる宣伝カーが走っていておっかなびっくり。また撮影中に近くで野生のシカの鳴き声が聞こえるなど野趣未たっぷりの遠征でした。
 IRフィルター換装カメラではなく普通の一眼デジタルカメラ(ソニーα55)ではくちょう座デネブ近傍の北アメリカ星雲を狙ってみました(上)。改造カメラだともっと赤く写るでしょうがとにかく北アメリカの形は見えています。200 mm望遠、ISO 6400、露出90秒、2014年10月29日21時35分。アンドロメダ星雲(中)とすばる星団(下)。条件同じ。各20時54分、21時53分。

桜の里公園の星野(10月24日)

 
夏の大三角からカシオペア座まで
  広角レンズ(24mm)で撮った、夏の大三角(上)とはくちょう座からカシオペア座(下)。アンドロメダ大星雲もきれいに見えています。夏も終わり、夏の大三角(ベガ、アルタイル、デネブ)は西に傾いています。北の空にはカシオペア座が登り、アンドロメダ星雲が天頂に居を占めます。ソニーα55一眼レフ、ズーム24㎜広角レンズにて、ISO3200、露出1分。3枚コンポジット。

2014年10月30日木曜日

木星(10月25日)



シーイングは普通で、昨日(24日)ほどの良い条件ではなかった。条件によらずにいつでも高画質を引き出すのはなかなか難しい。撮影条件: 2014年10月29日5時53分, キャノンEOS kiss x 50 、ISO800、露出1/30秒の動画、120秒をRegistax 処理。  

2014年10月28日火曜日

桜の里の星雲・星団 (短焦点反射 10月24日)


 
 
 
上から、アンドロメダ大星雲(M31)、さんかく座渦巻き星雲(M33)、
おうし座プレアデス(すばる)星団(M45)、こぎつね座アレイ星雲(M27)
オートガイダーでガイドするつもりで桜の里へ出かけましたがパソコンを忘れて使えませんでした。しかし、EQ3赤道義の自動追尾機能が良くオートガイダーなしの2分間の露出でもブレは我慢できる範囲でした。また、対策が甘かったためレンズに露がついてしまい、一部見苦しいい画像となりました。撮影条件:2014年10月24日19時49分~21時33分に撮影。スカイウオッチャーBKP130 (130mm、f=650mm)+コマコレクターを EQ3GOTO赤道義に載せて自動追尾(オートガイダーなし)、キャノンEOS kiss x 5 一眼ボディー直接焦点。ISO6400、露出2分の撮像を3枚コンポジット。トリミングなし。コマコレクターの使用で周辺像はまずまず。

2014年10月26日日曜日

桜の里公園での星雲・星団 (200㎜望遠10月24日)

 
 
上、アンドロメダ大星雲(M31)2014年10月24日20時26分; 中、三角座のM33 20時53分;下、プレアデス(すばる)星団(M45)、21時22分。撮影条件:スカイウオッチャーEQ3GOTO赤道義自動追尾、ソニーα55一眼、200mm望遠レンズ(F=5.6), ISO6400、露出2分の撮像を3枚コンポジット。中心部のトリミング。

木星(10月24日朝)

今シーズン最高の木星
 雨上がりにも関わらず、ほとんどゆらぎのない木星でした。その割には微細構造が甘いのはまだまだ技術的未熟さのためでしょう。VX12反射、5xバーロレンズ、キャノンEOS x5 ISO1600、露出1/30秒で動画、60秒分をRegistax6で処理。ステライメージV6で画像処理。2014年10月24日04時42分。 

2014年10月23日木曜日

オートガイダーの威力(10月19日)


オートガイダーを使ったM27とM31星雲
 星雲・星団の良い写真を撮るには暗い空で長時間露出するのが鉄則です。そのためにはオートガイダーの使用は避けられません。QHY5L-II ガイド鏡セットをシュミットから購入しました。ガイド鏡(50mm、f = 180mm)の焦点距離をバローレンズで2倍に延長しています。現在調整中ですが、試験的に星雲を撮影してみました。自宅では空が明るいため、高感度(ISO1600~3200)では露出は30秒が限界です。オートガイダーの導入で5分程度に露出延長が可能となりますので、低感度で露出を長くすれば画質が改善できるかと思い試し撮りをしました。VX12反射、EQ6Pro赤道義にキャノンEOS kiss x5の直接焦点。ISO200、露出3分の画像です。画質、解像度が改善し1枚像でもコンポジット像に比肩します。今後、暗い空での高感度、長時間露出を心待ちにしています。

2014年10月21日火曜日

東天の月と木星のランデブー(10月18日朝)

月齢23.9の月と木星
 東の空に月と木星がほぼ同じ高さで並びました。早朝の月は海の部分が多くてとてもきれいです。コペルニクスの夕暮れを拡大撮影しました。気流はあまり良くなかったが直接焦点像はまずまずでした。撮影条件:木星(左上)2014年10月18日5時18分、月(直接焦点像)4時14分、月(拡大右下)5時01分。 月と木星のランデブー(右上) ソニーα55、200㎜望遠レンズ、露出1秒、4時16分。

2014年10月16日木曜日

木星と下弦の月(10月16日朝)

連日の名月
今朝は天頂に下弦の月、東の空に木星でした。月のシーイングはまずまずで、直接焦点で一眼レフの一枚撮りでもかなりの細部まで写りました(右)。木星はなかなか良い条件にはなっていませんが、今シーズンなぜか見れてなかった大赤斑が見えましたので小さく掲載しました。拡大には堪えません。2014年10月16日5時17分ごろ。VX12反射直接焦点。キャノンEOS x 5 ISO100、1/80秒一枚撮り。木星は同カメラで動画撮り。1分間の動画をRegistax6で処理。
  また、写りがよかったので昨日の月(左)も並べてみました。2014年10月15日4時33分。撮影条件は16日と同じ。

2014年10月12日日曜日

皆既中の星食(10月8日)

地球に食された月が星を食する現象です。通常の月は明るいので明るさが邪魔をして暗い星食は見ることができません。しかし皆既中の月は暗いことと、今回の月食の皆既時間が長いので、いくつか星食が見られました。そのうちの1個です。星食部分を拡大して表示。3分ほどの動きを5枚の画像で示しています。月も結構速く運動していることが実感できます。Sky Watcher BPK130反射(口径130㎜、焦点距離650㎜)直接焦点。 キャノンEOS kiss x 5 ISO100、露出1~2秒。2014年10月8日。

月食の推移(10月8日)

部分的に雲がかかっています。撮影時刻は画面上に記載。Sky Watcher BPK130反射(130㎜、650㎜)直接焦点。 キャノンEOS kiss x5 ISO100、露出1/250~1/1000秒。2014年10月8日。

ぽっかり浮かぶ皆既月食(200mm 望遠レンズ)(10月8日)


                      200㎜望遠レンズでの皆既月食
 低倍率の方が、「夜空にぽっかり」感が際立ちます。ようやく雲間から顔を出した月(左) 10月8日19時04分。皆既中は完全に雲が晴れました(中) 19時33分。皆既中は右上の天王星以外にもいくつも星が見えます(右) 19時43分。
ソニーα55一眼レフ、200㎜望遠レンズ、ISO400, 露出1秒(左、中)、5秒(右)。