ページ閲覧数

2013年11月29日金曜日

牛飼い座を行くラブジョイ彗星(11月29日)

 
アイソン彗星が本日近日点通過となり、数日間は観測不能となりました。素晴らしい姿に変身してくれることを期待しながら、今日はラブジョイ彗星を撮影しました。ラブジョイ彗星も12月5日の近日点通過を控え、地平線方向へ下がってきました。観望も朝方に限定されるようになり、雲の影響を受けやすい中、うまく撮影できました。尾が発達してきています。Sky watcher BKP130 短焦点反射望遠鏡直接焦点(D=130、f=650 mm)。ソニーα55一眼レフボディー、ISO6400、露出15秒。4枚コンポジット、トリミング。岐阜市内自宅の庭にて、2013年11月29日05時37分‐38分。
 NASAの最新情報によると、「アイソン彗星は太陽に接近してつぶれてしまったかもしれない」とのこと、本当なら誠に残念なことです。


2013年11月24日日曜日

近日点通過前最後のアイソン彗星(11月24日)

 
 
水星(左上)、土星(左下)と並ぶアイソン彗星?
 
明日25日は悪天との予報なので、おそらく今日が太陽最接近前の最後の姿になるものと思い、車で10分ほどの東の開けた場所に観望に出かけました。午前5時半ごろから全天べた曇りとなったがその中で東の空だけが晴れている超幸運に恵まれました。アイソン彗星はここ数日増光しているとの情報が多くあり、今日は肉眼で悠々見えるものと思っていましたが肉眼だけでなく、カメラでも写らない状態でした。ソニー一眼レフ200mm望遠と、アサヒペンタックスQ10で標準レンズ(15mm)によるインターバル撮影で撮像を試みました。上の写真はQ10 で撮影した7枚をコンポジット処理し、さらに強調処理を施したものです。水星と土星ははっきり見えていますが、彗星は丸印の中に微妙な像しか見えません。彗星の撮影はとにかく、めったに見られない水星の撮影に成功したのは初めてです。
撮影:岐阜市内、2013年11月24日05時44分~50分、アサヒペンタックスQ10 、ISO400、1/4秒。

2013年11月22日金曜日

夏から秋の星雲スナップ

  ここのところ彗星の話題ばかり続いたので、今日は、この夏から秋にかけて自宅庭で撮った星雲の画像を掲載します。ごく一般的な一眼レフカメラを使い、オートガイダーなしの25cm赤道儀の直接焦点で短時間露出したもの数枚をコンポジット処理したものです。空が明るく、長時間露出は無理なのでやはり出来栄えには不満がありますが、それなりによく撮れていて、近年のカメラ・撮像技術の進歩に驚きます。
 

ケンコーSE250N反射(D=25cm, f=120 cm)赤道儀(EQ6 Pro)の直接焦点像をソニーα55一眼レフ(IR交換なし)ボディーで撮影。ISO3200、露出10秒~30秒で撮影した3~5枚の像をコンポジット処理。さらにコントラスト強調処理。

2013年11月20日水曜日

11月20日のラブジョイ彗星とアイソン彗星

 
こじし座からおおぐま座に向かうラブジョイ彗星
 
満月の明るい空、探し出すのに苦労しました。これからは位置的に観察しやすくなるのと、12月の太陽最接近に向かってさらに明るくなるなど、今後が非常に楽しみです。
ソニーα55一眼レフ200 mm F=5.6 望遠レンズ、ISO3200、露出20秒。4枚コンポジット。
岐阜市内自宅庭にて、2013年11月20日03時16分頃。


暁の空のアイソン彗星

空の暗い時間帯には地平線付近に雲があり、望遠レンズではとらえきれませんでした。この写真は標準レンズによるインターバル撮影の一枚。中央の雲の上に小さく彗星が見えます。尾ははっきりしないが光度は2等星クラスと明るくなっています。
ペンタックスQ10 15mm(標準) ISO400、1/4秒。2013年11月20日05時55分頃。撮影場所は、自宅から車で10分ほどのところ。

 

2013年11月17日日曜日

尾が長くなったラブジョイ彗星とアイソン彗星(11月16日)


 ラブジョイ彗星
ソニーα55一眼レフ200 mm F=5.6 望遠レンズ、ISO3200、露出15秒。4枚コンポジット。
岐阜市自宅庭で2013年11月16日05時23分
 
 
アイソン彗星
尾が長くのびてきました。撮影条件は上に同じ。
岐阜市自宅庭で2013年11月16日05時21分
 


おとめ座の系外星雲域をゆくアイソン彗星(Comet Ison passing throuth the area of extragalactic neburas in Virgo)(11月14日)

 
 おとめ座の星雲群を通過するアイソン彗星
 
いよいよアイソン彗星の増光が顕著になってきました。尾の先の両側に2個の系外星雲が見えています。ケンコーSE250N 25 cm 反射赤道儀直接焦点(f=120 cm)。ソニーα55一眼レフボディー、ISO3200、露出10秒。彗星本体を中心にコンポジット(5枚)。トリミング。岐阜市内自宅の庭にて、2013年11月14日05時06分‐07分。

緑が美しいラブジョイ彗星(11月14日)

 
益々明るくなるラブジョイ彗星
 
 彗星独特の緑色が美しく輝き、尾の構造は複雑になってきました。岐阜市内自宅の庭にて。ケンコーSE250N 25 cm 反射赤道儀直接焦点(f=120 cm)、ソニーα55一眼レフボディー、ISO3200、露出20秒。彗星本体をコンポジット(9枚)。トリミング。撮影時刻:2013年11月14日05時32分‐34分
 
 
薄明の中のラブジョイ彗星
 
 しし座の大鎌を抜けて北東方向へ移動しています。ソニーα55一眼レフ200 mm F=5.6 望遠レンズ、ISO3200、露出15秒。8枚コンポジット。2013年11月14日05時34分-35分
 
 

2013年11月16日土曜日

大彗星の片鱗を見せ始めたアイソン彗星(11月13日)(Comet Ison is getting bright.) 

 
太陽に急接近中のアイソン彗星
 
おとめ座に入りアイソン彗星の明るさが増してきました。
ケンコーSE250N 25cm 反射赤道儀直接焦点(f=120 cm)。ソニーα55一眼レフボディー、ISO3200、露出15秒。彗星本体を中心にコンポジット(5枚)。
撮影時刻:岐阜市内自宅の庭にて、2013年11月13日05時27分‐29分。
 


2013年11月15日金曜日

明るいラブジョイ彗星(11月13日)

 
ラブジョイ彗星の雄姿
 
アイソン彗星より明るく中天まで昇ることから、見つけやすく、見応えがあります。淡い尾が長く伸びて素晴らしい彗星の姿になってきました。岐阜市内自宅の庭にて。ケンコーSE250N 25 cm 反射赤道儀直接焦点(f=120 cm)、ソニーα55一眼レフボディー、ISO3200、露出15秒。彗星本体をコンポジット(5枚)。撮影時刻:2013年11月13日04時21分‐23分
 

 
しし座大鎌の北を行くラブジョイ彗星
 
双眼鏡では容易に、肉眼でもそれとわかるくらい明るくなってきました。アイソンは情報過多ですがラブジョイ彗星の情報はあまり多くありません。ラブジョイ彗星は現状ではアイソン彗星よりも見応えがあります。ソニーα55一眼レフ200 mm F=5.6 望遠レンズ、ISO3200、露出15秒。8枚コンポジット。2013年11月13日04時41分-43分


2013年11月12日火曜日

しし座を行くラブジョイ彗星(Comet Lovejoy in Leo)(11月12日)

 
 
ラブジョイ彗星(Comet Loveloy)は明るい(5等星くらい)ので望遠鏡への導入も容易。
しし座の大鎌の上方を移動中。もう少し尾がはっきりすると見応えがあるのですが。
岐阜市内自宅の庭にて。ケンコーSE250N 25 cm 反射望遠鏡(EQ6pro赤道儀)の直接焦点(f=120 cm)。ソニーα55一眼レフボディー、ISO3200、露出15秒。彗星本体を中心にコンポジット(5枚)。
撮影時刻:2013年11月12日05時03分‐04分

2013年11月9日土曜日

ラブジョイ彗星(comet Lovejoy)の拡大像(11月9日)

かに座のプレセペ星団の近くを移動中のラブジョイ彗星を捉えました。尾は淡いけれど長く伸びているようです。
 

ラブジョイ彗星 (comet Lovejoy) の拡大像
 
ケンコーSE250N 25 cm 反射望遠鏡(EQ6pro赤道儀)の直接焦点(f=120 cm)。
ソニーα55一眼レフボディー、ISO3200、露出15秒で撮影。彗星本体を標的としてコンポジット(8枚)したため、彗星が移動した分、周辺の星が流れている。
もう少し尾の微細構造を描写したいところですが、岐阜市内自宅の庭で撮影したため空が明るく、これ以上の露出は無理でした。撮影時刻:2013年11月9日03時18分‐20分
 
 

ソニーα55一眼レフ200 mm F=5.6 望遠レンズ、ISO3200、露出15秒。3枚コンポジット。
2013年11月9日04時38分

2013年11月8日金曜日

プレセペ星団に接近するラブジョイ彗星(Comet Lovejoy near Beehive cluster)(11月8日)

 
プレセペ星団の近くを行くラブジョイ彗星
 
なんと、アイソン彗星より明るくなっていました。短い尾も見えています。
下の画像を拡大したもの。

 
岐阜市内自宅庭にて。ソニーα55一眼レフ 200 mm 望遠レンズ F5.6、ISO3200、
露出15秒。ナノ・トラッカーに同架して撮った画像10枚をステライメージでコンポジット処理。
2013年11月8日05時07分-9分 

成長するアイソン彗星(Growing Comet Ison)(11月8日)

 
アイソン彗星
 
尾がしっかりしてきました。緑色もはっきりしてきました。下の写真の彗星部分を拡大したもの。

 
おとめ座に入ったアイソン彗星(右下)
 
岐阜市内自宅庭にて。ソニーα55一眼レフ 200 mm 望遠レンズ F5.6、ISO3200、
露出15秒でナノ・トラッカーに同架して撮影。2枚コンポジット。2013年11月8日04時54分 

2013年11月6日水曜日

アイソン彗星の尾がはっきり写りました。(I could recognize the tail of Comet Ison.)(11月6日)

 
  今朝6日はカメラの液晶モニターで撮影した彗星像に尾が確認できるほどでした。前日より空の透明度が高かったためと思われます。しかしいよいよアイソン彗星の増光が始まると思われます。
 
 
アイソン彗星の拡大
 下の四角内領域を拡大したもの。はっきり彗星の尾が見えます。



アイソン彗星 
岐阜市内自宅庭にて。ソニーα55一眼レフ 200 mm 望遠レンズ F5.6、ISO3200、
露出15秒でナノ・トラッカーに同架して撮った画像8枚をステライメージでコンポジット処理。
2013年11月6日04時59分-05時01分 

2013年11月5日火曜日

まだ暗いアイソン彗星 (Comet Ison is still dark!)(11月5日)

11月29日には近日点通過が控えているのに、アイソン彗星の増光は遅々としています。自宅庭の明るい空のもと、地平線に近づいて観測条件は悪くなっているのでそれを補う程に明るくなってくれることを期待しているのですが、光害をかぶる自宅の空では200mm望遠レンズでもその姿をとらえるのは容易ではありません。

 
 下のボックス領域を拡大したもの。暗い空ならもっと露出ができて長い尾をとらえることができたと思いますがISO3200、20秒露出が関の山。透明度も今一つで、尾が不明瞭です。
 
 
 

岐阜市内自宅庭にて。ソニーα55一眼レフ 200 mm 望遠レンズ F5.6、ISO3200、
           露出10秒でナノ・トラッカーに同架して撮った画像8枚をステライメージでコンポジット処理。
2013年11月5日04時44-48分