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2015年4月30日木曜日

野菜苗の植付け(4月29日)

 定年退職したのでいつでもできるのですが、「野菜畑はGWに!」が習慣となっています。例年通り、GW初日に野菜の苗を植えました。幸い、先週末に二人の息子が耕作と堆肥入れを手伝ってくれました。キュウリ、ナス、トマト、枝豆、カボチャの定番のほかサツマイモ(紅はるか)を10本植えました。サツマイモは昨年大豊作で収穫の楽しさがありました。それで今年も、というわけです。黒いマルチングが収穫増に効果的です。
手前3列にキュウリ、ナス、シシトウ、枝豆、向こう3列にカボチャ(1本)とサツマイモ。

八重のつつじが咲き始め、緑滴る庭の向こうにPOD(personal observatory dome)。

庭には一輪のヒメジョオン。

2015年4月27日月曜日

上弦の月(4月26日)

春の上弦の月が高く天空にかかり、観望のチャンスです。シーイングは特に良いわけではありませんでしたが、直接焦点の一枚撮りはシャープな像でした。拡大撮影も併置しましたが、シーイングが悪く、解像度は今一つでした。キャノン EOS kiss x 5をVX12反射直接焦点と、ズーム拡大。2015年4月26日21時01分(弱拡)、21時21分(強拡)。

その後のラブジョイ彗星(4月26日)

3月21日以来のラブジョイ彗星。天の北極に向かっており、一晩中観測可能である。しかし現在の明るさは9等星と、一時、4等台だったことを思えばすっかり暗くなりました。尾は見えず、光芒も小さくなりました。VX12反射望遠鏡(F4, f=1200 mm)の直接焦点。キャノンEOS kiss x 5 でISO1600、20秒で撮影した画像8枚のコンポジット。

2015年4月25日土曜日

イオの木星面経過(4月24日)

快晴時はISO800のところ今日はISO3200での撮影を余儀なくされるほどの雲を通しての撮影。1分間の動画を連続で5本撮り、それぞれを画像処理後コンポジット処理した。いつもより像がなめらかになりその分、解像度も増したようである。イオがちょうど木星面経過を終了したところ(左端)で、木星面にその影が落ちている。影が間延びして見えるのは太陽の光が左側から当たっているからである。VX12反射+5xテレビュー、キャノンEOS kiss x 5 でズーム拡大。2015年4月24日21時12分から1分 x 5枚撮影。

2015年4月22日水曜日

春のディープスカイを撮る!(4月21日)

  雨あがりは透明度が高くなることが多いので、そんな夜空を求めて21日の夜はうすずみ桜の里へ出かけました。夕方から雲が多くて、なかなかすっきりと晴れませんでしたが、22時頃から透明度の高い晴天となりました。これまでは13cmニュートン式反射(スカイウオッチャー製)を多用してきました(4月11日)が、この夜は異なる2つの光学系を試してみました。

1)EDアポクロマート対物レンズの8cm屈折望遠鏡
(焦点距離560㎜、F7;メーカーはCapri、笠井トレーディングより購入)
 屈折望遠鏡の画像は反射望遠鏡の明るい星で見られる十字回折線がなく、すっきりしています。特にこの望遠鏡は色収差もほとんど認められず、解像度の高い像が得られました。ただ、周辺部には明らかなコマ収差があり若干のトリミングは不可欠でした。次回はコマコレクターを使ってみようと思います。キャノン EOS kiss x 7i SEO-SPカメラ、ISO3200、露出2分間で8cmED屈折の直接焦点撮影。4枚の撮像によるコンポジット処理。2015年4月21日22時7分~23時37分。
 撮影の対象はおおぐま座のメシエ天体です。期待以上に高い解像度の撮像が得られました。4月11日の13cm反射の撮像に劣らない出来栄えですが、機材の優劣より透明度の高さによるものと考えられます。

2)リッチー・クレチアン形式の15㎝反射望遠鏡
(口径153㎜、焦点距離1377㎜、F9; メーカーは台湾のマイクロテク社、シュミットより購入)
 15㎝ですが長焦点であるためカメラ上での像が倍以上に大きくその分、解像度が高くなります。しかし像が暗いため、長時間露出が必要で、今回はISOを6400に上げ露出を3分に延長しました。8cm屈折に比べ露光は3倍になります。見てわかるとおり、長焦点が解像度の向上に寄与していることがわかります。
 キャノン EOS kiss x 5、ISO6400、露出3分間で15cmリッチークレチアン反射望遠鏡直接焦点撮影。4枚の撮像によるコンポジット処理。2015年4月21日22時03分~23時15分。

2015年4月20日月曜日

春の星座 -おとめ座- (4月12日)

春を代表するおとめ座のスピカが南中し、さそり座が昇ってきました。さそりの頭部には土星(左端)がいて、そろそろ観望の好機です。EOS kiss x 5, ISO3200, 露出1分。 2015年4月12日0時40分。

2015年4月15日水曜日

かみのけ座NGC4565針状銀河(4月11日)

銀河を真横から見たらこういう風に見えるだろうと言われる最も有名な針状銀河NGC4565です。
トリミングで拡大してみました。撮影機材、方法は他の銀河と同じ。2015年4月11日24時05分から2分 x 4枚のコンポジット。

りょうけん座系外星雲M63 (4月11日)


渦巻きが細かいのでトリミングで拡大しました。2015年4月11日23時42分。ISO3200, 2分間露出の画像4枚をコンポジット。

りょうけん座渦巻き星雲M94(4月11日)

腕は淡くほとんど見えない。見やすくするために他の星雲より大きくトリミングして像を拡大した。撮影条件等は他の星雲と同じ。ISO3200、2分間の露出の4枚をコンポジット。トリミング。撮影時刻2015年4月11日23時19分。

2015年4月14日火曜日

おおぐま座系外星雲 M109 (4月11日)

北斗七星の一つでひしゃくの輪の根本の星、おおぐま座γ(フェクダ)のすぐ近くに位置するM109。拡大でみるとM109の周辺に紡錘形をした小さい系外星雲が3、4個見えています。名もない星雲といったところでしょうか。撮影機材、撮影方法は他の星雲と同じ。ISO3200、2分間の露出の4枚をコンポジット。トリミング。撮影時刻2015年4月11日22時08分。

おおぐま座の渦巻き星雲M108と惑星状星雲(ふくろう星雲)M97(4月11日)


M108が画面の端になってしまいましたが、ふくろう星雲M97との同視野像です。いずれも個性的で写真写りのよい星雲ですので、見ごたえのある画像となっています。撮影方法、機材は他の星雲と同じ。ISO3200、2分間の露出の4枚をコンポジット。トリミング。撮影時刻2015年4月11日22時08分。

りょうけん座渦巻き銀河 M106 (4月)11日)

 
大きなM106星雲のほかにも、すぐ上に小さなNGC4248星雲、右上方にNGC4217、左上方にNGC4220が写っています。撮影方法、機材は他の星雲と同じ。ISO3200、2分間の露出の4枚をコンポジット。トリミング。撮影時刻2015年4月11日21時51分。

おおぐま座 回転花火銀河 M101 (4月11日)

回転花火銀河のニックネームを持つM101(NGC5457)。右下にNGC5474星雲がみえる。撮影条件、機材は他のおおぐま座星雲と同じ。ISO3200、2分間の露出で撮影した4枚をコンポジット。画像強調処理、トリミング。撮影時刻2015年4月11日21時40分から48分。

2015年4月12日日曜日

おおぐま座の子持ち星雲 M51 (4月11日)

  M51親子星雲はその形で非常に有名です。見かけが小さいので焦点距離650㎜では像が小さくて細部はよく見えません。次は1350㎜で狙ってみたいと思います。撮影条件、機材、場所は4月11日撮影の他の星雲と同じ。ISO3200、2分間の露出で撮影した4枚をコンポジット。トリミング、拡大。画像強調処理。撮影時刻2015年4月11日21時24分。

おおぐま座の系外星雲 M81と82 (4月11日)

おおぐま座には個性的なたくさんの系外星雲があります。M81とM82はタイプの違う2つの星雲が近接しており、見ごたえのある風景です。M82には昨年度明るい超新星が出現し話題となりました。M82の中央部から吹き出す赤い色を捉えたかったのですが露出が足りないようで、もっと暗い空での撮影が必要です。撮影条件、機材、場所は4月11日撮影の他の画像と同じ。ISO3200、2分間の露出で撮影した3枚をコンポジット処理。撮影時刻2015年4月11日。

しし座のトリオ銀河(4月11日)


春は銀河系外星雲の季節。しし、おとめ、かみのけ座の無数の銀河の中で最も有名な3つ並びの銀河です。今回はうすずみ桜の里の暗い空で短焦点反射BKP-13で撮ったものです。3月19日には、自宅でVX12の30cmを使って撮っているのですが、暗い空での13cmの像には遠く及びません。上:上から時計回りにM65, 66, NGC3628。下;左からM65, 66, NGC3628。撮影条件はバラ星雲と全く同じ(BKP13, EOS kiss x 7i SEO-SP)。ただし、4枚コンポジット。撮影時刻 2015年4月 11日21:00から 4 x 2分。

桜の里のバラ星雲(4月11日)

撮影現場に行く途中、薄墨桜(うすずみざくら:樹齢1500年の江戸彼岸桜)が満開でライトアップされているとかで、普段は対向車もほとんどいない山道なのに今夜は大渋滞。30分もよけいにかかってしまいました。一角獣座のバラ星雲はオリオン座のすぐ隣にあって冬の象徴です。桜の満開の夜にバラ星雲を惜しんで最後の撮影をしました。前作に比べかなり改善されたように思います。スカイウオッチャーEQ3赤道義に載せたBKP130(13cm, f=65cm; F=5)+コマコレクターの直接焦点撮影。オートガイドなし。カメラはキャノンEOS kiss x 7i(SEO-SP)、ISO3200、露出2分x8枚コンポジット。撮影地:岐阜県本巣市根尾門脇、うすずみ温泉四季菜館駐車場。

2015年4月10日金曜日

木星(3月28日)

画像処理を工夫し、photoshopを使うことで、画像の質が向上しました。シーイングがあまり良くない時でもそれなりの画像を作る必要があります。もう少し練り上げたいと思います。撮影方法、器材は3月20日と同じ。2015年3月27日23時45分頃。

宵の明星とすばる(4月9日)

久しぶりに春の宵に金星が輝き、すばる星団やヒアデス星団と競演中。
 キャノンEOS kiss x 5、ズームレンズ35mm、ISO400、露出15秒。ソフトンAフィルター。


上の画像をトリミングしたもの。金星のすぐ上にすばる星団がみえる。

2015年4月6日月曜日

木星(3月20日)


シーイング悪くはないですが特に素晴らしいわけではなく、細部は写っていません。Orion VX12(30 cm f=120 cm)に5xバーローレンズで拡大。EOS kiss x 5(ISO800、1/30秒)にて撮影。2015年3月30日22時10分、露出

2015年4月5日日曜日

粟津温泉での皆既月食(4月4日)

4月4日は生まれたばかりの孫に会いに石川県小松市に出かけました。その夜は市内の粟津(あわず)温泉に宿泊。北日本を除き雨天、曇天の中、時折雲間からのぞく月の撮影を試みました。旅館の客室は東側が開放的な窓となっており、居ながらにして月食観測できる最高の環境でした(写真)。望遠鏡は携帯しなかったので、カメラに250㎜の望遠レンズを装着し、窓際に三脚を立ててセットしました。雲が多くなかなか月をとらえることができませんでしたが、数少ないチャンスに撮影できた以下の3枚を紹介します。後半はずっと雲越しとなり、ハレーションがでています。キャノンEOS kiss x  5に、250 ㎜望遠レンズF5.6を使用。
左: 欠けゆく月、2015年4月4日 19時32分。ISO400、露出1/100
中: 皆既中の月、2015年4月4日 21時02分。ISO1600、露出2秒
右: 復帰中の月、2015年4月4日 21時45分。ISO400、露出2秒

2015年4月2日木曜日

おおぐま座のM82 (3月20日)

夕方の北の空にM82が高く昇るようになってきました。桜も咲き始め、春たけなわです。昨年出現した超新星は跡形もなく見えなくなってしまいました。BNP-130+コマコレクターにEOS x kiss 7iで直接焦点。ISO3200、2分露出。4枚コンポジット。2015年3月20日22時27分。

2015年4月1日水曜日

木星(3月19日)

3月は比較的落ち着いた木星像が頻繁に見られました。Orion VX12反射望遠鏡(F=4)に5 x バーローレンズで拡大。EOS kiss x 5型 の5x ズーム拡大撮影。1分間の画像をRegistax 6 でスタックし、ステライメージ6で画像処理。2015年3月19日22時53分。