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2021年12月28日火曜日

すばるから二重星団までペルセウス座の天の川(11月5日)

11月11日にアップした「おうし座、ペルセウス座とぎょしゃ座」と北側に接する星野です。左側の天の川に沿って、すばる、カルフォルニア星雲、ペルセウス二重星団、ハート星雲、胎児星雲などが宝石のようにちりばめられています。また上辺には前項で紹介したM33銀河がみえています。

撮影条件:サムヤン (24mm F1.4をF2.8で使用) /EOS kiss (IR換装なし)、露出30秒 x41枚、スカイメモSでガイド。2021年11月5日23時17分~34分。うすずみ温泉にて。

 

さんかく座銀河(M33)(11月5日)

 

さんかく座の銀河M33はアンドロメダ銀河や我々の天の川銀河とグループを形成しており、距離も250万光年とアンドロメダ銀河とともに我々に最も近い銀河です。見かけの大きさや明るさはアンドロメダ銀河より劣りますが、渦巻を上からみる位置にあって腕が見やすいことや、銀河内の赤い星雲が目立つなど、個性的な渦巻銀河です。この画像でも、その特徴が見て取れます。QBPフィルターの使用でHα線が強調され、銀河内の赤い星雲がたくさん見えています。
撮影条件:タカハシFC100-DL (D100mm, FL580mm), QBPフィルター, セレストロン AdVX赤道儀, キャノンEOS6D (HKIR) ISO12800, 露出2分 x 8。2021年11月5日20時48~21時09分。うすずみ温泉駐車場にて。


2021年12月27日月曜日

オリオン大星雲(M42)(11月6日)

オリオン座の代名詞とも言えるオリオン座大星雲(M42)です。鳥が羽を広げたような形をした本体部分の外側には淡い分子雲が広がっています。12月17日に掲載した馬頭星雲とM42は淡い星雲でつながっていて、オリオン座全体を包む散光星雲の中でも明るい部分に相当します。

撮影条件:タカハシFC100-DL (D100mm, FL580mm), QBPフィルター, セレストロン AdVX赤道儀, キャノンEOS6D (HKIR) ISO12800, 露出2分 x 6。2021年11月6日0時28~39分。うすずみ温泉駐車場にて。

2021年12月19日日曜日

ふたご座流星群 -その2- (12月14 - 15日)

ペルセウス座を背景に画面の上(東)から下(西)に流れるふたご座流星群です。12月14日21時17分~15日02時20分に流れた9個の流星をステライメージ9で一画面に収約したものです。中央部やや下にペルセウス座の二重星団が見えます。自宅にて、Tamuron 28mm/Canon EOS6Dでの撮影です。詳細は前項の”その1”をご覧ください。

北斗七星(わかりますか?)の近くを1分の間隔で流れた2本のふたご座流星です。ステライメージ9でスタック。短時間にほぼ同じ場所に流れて、ちょっと珍しいかな。Tamuron 28mm/Canon EOS6D、自宅にて。2021年12月14日03時56-57分。


2021年12月17日金曜日

オリオン座馬頭星雲(11月6日)

 

冬の定番、オリオン座の馬頭星(IC434))と燃える木星雲(NGC2024)です。馬の形の暗黒星雲が赤い散光星雲の手前にあるため際立って見えているのが馬頭星雲です。燃える木星雲は画面中央下側に見えている切れ目のある星雲です。馬頭の背景の星雲よりやや黄色味を帯びているのが特徴ですがこの画像ではやや微妙です。

撮影条件:タカハシFC100-DL (D100mm, FL580mm), QBPフィルター,
 セレストロン AdVX赤道儀, キャノンEOS6D (HKIR) ISO12800, 露出2分 x 4。2021年11月6日0時53分~。うすずみ温泉駐車場にて。

2021年12月16日木曜日

ふたご座流星群(12月13日-15日)

 今年のふたご座流星群は、上弦過ぎの10日、11日の明るい月が高く居座って流星観測には迷惑な存在でした。しかし、極大期の13日、14日の夜はいずれも素晴らしい晴天となりこれをカバーして余りあるものでした。撮影の条件、結果を以下に示します。2台のカメラで計43個の流星を捉えることができました。 示した画像は、4枚の流星画像をDeepSky Stakerで1枚に合成したものです。暗めの流星に合わせて感度増強したため画像がやや乱れているのが残念なところです。

カメラ・レンズ

Samyang 24mmF1.4

 (F4で使用)/ Canon EOS6D

ISO800, 露出20インターバル1

Tamuron28-300mm(28mm)

F3.5/CanonEOS6D

ISO400, 露出20インターバル1

視野

73.353

 

62.4 x 45.3

 

撮影日

1213-14

1214-15

1213-14

1214-15

 

2318-702

2312分-614

2220-357

2219-357

撮影時間

7時間50

6時間02

5時間37

5時間37

撮影された流星

16

8

9

10

流星/時間

2.04

1.33

1.64

1.82

画面中央の明るい二つの星は左がふたご座のボルックス、右がカストルで、カストル周辺に輻射点があります。ここを中心に飛び出してきます。




 撮影に用いた二連カメラとスカイメモS。


2021年12月11日土曜日

日間賀島(ひまかじま)の夕日(12月8日)



日間賀島(ひまかじま)は知多半島の先端から南にわずか2kmの海に浮かぶ周囲5.5kmの小島です。タコとフグの島として親しまれています。12月8、9日、妻と二人で一泊旅行に出かけました。天気はよくないとの予報でしたが、8日夕方から見事に晴れ上がり、美しい夕日を望むことができました。水平線上に雲があり、残念ながら海への日没とはいきませんでした。
12月8日16時32分、スマートフォン任せのズーム撮影です。
暮色の篠島(しのじま)です。日間賀島(ひまかじま)より少し小さい隣の島です。旅館の窓からの風景です。

      



 










日間賀島の東部にある海水浴場です。コロナ禍で夏も閉鎖されていたようです。12月9日は、冬の太陽がふりそそぐ小春日和の一日でした。












2021年12月9日木曜日

勾玉星雲と周辺の星雲、星団(11月5日)

ぎょしゃ座の勾玉星雲(IC405)とIC410散光星雲、M36とM38散開星団などです。下の画像でこれらの名称を示します。勾玉星雲の中心にあるAE星は星雲を光らせているが、実は星雲とは直接関係なく、たまたまオリオン座方向から移動中なのだということです。AE星が通り過ぎてしまうといずれ勾玉星雲は暗くなってしまうのでしょうか。撮影条件:タカハシFS60CB (D60mm, FL250mm), QBPフィルター, スカイウオッチャーEQ3赤道儀, キャノンEOS6D (Seo-SP4) ISO12800, 露出2分 x 10 DSS (DeepSkyStacker)。2021年11月5日23時04分~。うすずみ温泉駐車場にて。



 


2021年12月7日火曜日

カリフォルニア星雲(11月5日)

 
その形からカリフォルニア星雲と呼ばれるNGC1499です。周辺には濃い分子雲が分布していてこれを出すために少し強めの処理をしてみました。しかし画面の右下あたりにそれらしい像が部分的に見えているに過ぎません。10枚程度のスタッキングではとても無理ということでしょうか。次には50枚、100枚で試してみたいと思います。

撮影条件:タカハシFS60CB (D60mm, FL250mm), QBPフィルター, スカイウオッチャーEQ3赤道儀, キャノンEOS6D (Seo-SP4) ISO12800, 露出2分 x 10。2021年11月5日22時10分~。うすずみ温泉駐車場にて。

ガーネット星星雲(IC1396)(11月5日)

 

ガーネット星星雲として知られるケフェウス座のIC1396星雲です。思ったより淡くてIR換装カメラでは写りにくいですが、今回はQBPフィルターの使用でその姿を明るく捉えることができました。白ボックスで囲ったのは「象の鼻」と呼ばれる暗黒星雲(IC1396A又はvdB142)です。そのほか、星雲全体にたくさんの暗黒星雲が入り乱れていることがわかります。
撮影条件:タカハシFC100-DL (D100mm, FL580mm), QBPフィルター, セレストロン AdVX赤道儀, キャノンEOS6D (HKIR) ISO12800, 露出2分 x 5。2021年11月5日22時04分~。うすずみ温泉駐車場にて。

2021年12月6日月曜日

白鳥座網状星雲(11月5日)

はくちょう座の網状星雲の全貌を、焦点距離の短いFS60CB望遠鏡(D60mm,  FL250mm)で撮影したものです。西(左)側:ε(エプシロン)星に接するのはNGC6960, 東(右)側:円弧状の星雲はNGC6992+NGC6995+IC1340から成り, 北(下)側:NGC6974とNGC6979が別々に存在。

 撮影条件:タカハシFS60CB (D60mm, FL250mm), QBPフィルター, スカイウオッチャーEQ3赤道儀, キャノンEOS6D (Seo-SP4) ISO12800, 露出2分 x 20枚。2021年11月5日18時45分~うすずみ温泉駐車場にて。