ページ閲覧数

2018年11月8日木曜日

秋の星雲(11月6日、7日)

この秋はあまり天候に恵まれず星雲撮影のチャンスは非常に少なかったように思います。加えてジャコビニ・チンナー彗星の撮影にも手を取られてしまいました。そのため、突然の好天に恵まれた11月6日の夜は飢えを満たすように秋の有名な星雲ばかりを撮りまくりました。ひとつだけやったことと言えば、UHCフィルターで撮影を行ったことです。以下、FC100DLでの撮像を紹介します。フィルターの装着により露出時間を長くする必要がありますがカメラの感度ISO6400に上げることで対応しましたがフィルターの関係でAPS-Cカメラを使ったため結果的にはこれが失敗でした。Raw画像の荒れが顕著でどうしようもなく少しマシなJPEG画像で小さくまとめざるを得ませんでした。しかしUHCフィルター効果は大きく当然のことですが赤い星雲の描写が容易になるほか渦巻星雲内に分布する赤い散光星雲が写ります(特にM33)。今後はこの経験を改善に生かしたいと思います。
上段左:NGC7293 らせん状星雲;中:M31 アンドロメダ銀河;右:NGC7635 バブル星雲;下段左:NGC253;中:M33 渦巻銀河;右:NGC2237など, バラ星雲
撮影条件:FC100DL屈折望遠鏡 (reducer, f=590mm, F5.9), セレステロンAVX赤道儀、EOS60D(APS-C)カメラ、オプトロンUHCフィルター、ISO6400, 露出3分, 8枚コンポジット。ステライメージ8などで画像調整。撮影時刻:2018年11月6日20時55分~7日04時01分。

0 件のコメント:

コメントを投稿