ページ閲覧数

2020年1月20日月曜日

2019年天体撮影まとめ(その4 系外銀河)

今シーズンは天候不順で撮影の機会が少なかったのですが、QBPフィルターの使用でよい画像がとれるようになりました。以下、撮影対象の簡単な説明です。
 アンドロメダ銀河(M31):視直径178’ (長軸)3.5等級、距離257万光年、アンドロメダ座。我々の「天の川銀河」の隣の銀河で、M33銀河と3つの銀河がグループを形成しています。みかけの大きさは長軸が178’もあり月(視直径31’)の6倍にもなります。肉眼では淡い部分は見えませんので月と同じくらいが実感と思います。標準レンズでも紡錘形が写りますが、望遠鏡を通して撮影するととても迫力ある渦巻銀河の姿を見せてくれます。  
  さんかく座銀河(M33):視直径62’ (長軸), 5.7等級、距離300万光年、さんかく座。天の川銀河、アンドロメダ銀河(M31)とグループを形成しており、M31についで大きく、肉眼でも見える渦巻銀河です。赤っぽい塊として内部の散光星雲が見えています。
  M81銀河: 視直径27’ (長軸)6.9等級、距離1200万光年、おおぐま座。二本の腕がよくわかります。
  子持ち銀河 (M51)視直径11(長軸)8.4等級、距離2300万光年、りょうけん座。伴銀河 (NGC5195) を伴っているため子持ち銀河と呼ばれます。
 回転花火銀河 (M101)視直径29’ (長軸)7.9等級、距離2087万光年、おおぐま座。その形から回転花火銀河と呼ばれています。比較的写真写りがよく、人気の高い渦巻銀河です。
 NGC253銀河 (スターバースト銀河)視直径25(長軸)7.1等級、距離1142万光年、ちょうこくしつ座。最近、中心部で活発に星が生まれている(スターバースト)ことがわかり、注目されている銀河です。

0 件のコメント:

コメントを投稿