ページ閲覧数

2020年3月12日木曜日

ヒギヌス谷とトリスネッカー谷(3月3日)

ヒギヌス谷は、月の中央にあってブーメランのような形をした複雑な谷です。中央部に直径8.7㎞のヒギヌスクレーターとそれに連続したいくつかの小クレーターが続きます。火山の溶岩が表面から固まるとその下を溶岩が流れて空洞ができることがあるそうですが、これは溶岩チューブと呼ばれ、その天井部分が陥没してできたのがヒギヌス谷だということです。複雑な形になったことが理解できます。トレスネッカー谷は、トリスネッカークレーターに近く、細くて長くて屈曲した糸のような谷です。Orion VX12 (30cm, FL120cm)、
Zwo ASI 183MM CMOSカメラ、1000フレームの動画(約90秒)を撮影し、スタック、ウエブレット処理、画像処理。2020年3月3日19時20分撮影。この日はシーイングが良く、解像度の高い画像が得られたので通常の拡大率を倍にして見ました。

0 件のコメント:

コメントを投稿