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2019年3月7日木曜日

ティコとオロンチウスの周辺(2018年11月28日撮影)(天文ガイド4月号読者の天体写真「一般の部」入選)

 月面撮影で著名な佐藤昌三氏の作品とともに掲載されたことを光栄に思います。
【撮影者の説明とアピール】ティコ周辺の質感の異なるクレーター群が見ものです。ティコの北西から西側の領域は滑らかな地形が広がりクレーター密度の低い領域となっています。一方、南東から東側の領域ではサッセリデスやオロンチウスなどのクレーター底にミミズ腫れのような二次クレーターが多数存在し、好対照を成しています。これらの地形がティコの形成とどのように関わっているのか興味深いところです。
【天文ガイドの寸評】口径30㎝の大口径ニュートン式反射望遠鏡でとらえた月面のクローズアップです。ティコ周辺はクレーターの重なり順や飛散物による2次クレーターの様子から地形ができた順番を想像して楽しめます。
英国オライオン社VX300-S (D=30 cm, f=120 cm, F4) ニュートン式反射 (テレビュー社パラコアタイプ2を装着), IR685パスフィルター. ASI 174CMOSカメラで2018年11月30日5時9分23秒から15秒間 動画撮影 (763フレーム).





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