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2019年3月21日木曜日

雨の海に伸びるコペルニクスの光条(3月19日)

 南から風が入るようになり急に春めいてきました。いつもは桜と同時なのに庭のモクレンが満開です。ようやく好シーイングの月を飽かず眺め撮影することができました。
 今回はコペルニクスの光条にフォーカスしてみました。光条を放つことではコペルニクス以外にも、ティコやケプラー、アナクサゴラスなどが知られていますが、光条そのものが撮影対象にされることはまずないようです。拡大しても雲を掴むように実態がないからではないかと思われます。しかし光条は月らしさを主張する存在であると同時に、遠い昔に起こった天体衝突や地殻変動を考える上で重要なツールであり、「もっと光条に目を向けよう」との思いからこの画像を掲載します。名所、虹の入江を画面内に配しました。

通常、光条が際立つように高コントラスト(硬調)な画像処理がさなれることが多いと思いますが、ここではできるだけナチュラル感を出すためにやや軟調に仕上げてあります。Orion VX12/ASI 174MM, 2019年3月19日21時20分。自宅にて。

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